プレスリリース

別紙

女川原子力発電所3号機 第3回定期検査の概要

  1. 定期検査の期間

    平成17年9月27日(火)〜平成18年4月18日(火) 204日間
    (発電停止期間:平成17年9月27日〜平成18年3月23日 178日間)

    ※昨年の8月16日に発生した地震の影響により自動停止した状態で、9月27日から定期検査を開始しております。


  2. 主要な点検ならびに作業の結果
    (1)燃料集合体の取替え
     560体ある燃料集合体のうち、104体を新燃料に取替えました。
     なお、この取替えにおいては、微量な放射性物質の漏えいが確認された燃料集合体1体についても、取替えを実施しておリます。
    (2)制御棒駆動機構の点検
     137体ある制御棒駆動機構のうち20体について、分解点検を実施し、その健全性を確認しました。
    (3)出力領域モニタの取替え
     31本ある出力領域モニタについては、性能機能維持を図るため、6本の取替えを実施いたしました。
    (4)復水器細管の点検
     26,768本ある復水器細管のうち、復水器(B)細管全数(13,384本)および復水器(A)外周管(908本)について点検を実施し、その健全性を確認いたしました。
    (5)ジェットポンプ廻り点検
     女川2号機でジェットポンプリティーナ(ビーム脱落防止金具)のずれが確認されたことに鑑み、ジェットポンプ廻りの点検およびリティーナの取外しを実施いたしました。
    (6)地震(平成17年8月16日発生)による設備の安全機能確認
     保安規定に基づく設備の安全機能確認(運転中に要求される項目および定期検査時に要求される項目)を実施し、その健全性を確認いたしました。
    (7)中央制御室への蒸気浸入に係る対応について
     美浜3号機二次系配管破損事故時に発生した中央制御室への蒸気浸入に係る対応として、原子力安全・保安院からの指示に基づき、中央制御室およびケーブル処理室につながるケーブルトレイおよび電線管の壁(床)貫通部のシール施工が確実になされているかの調査を実施しました。調査の結果、31箇所でシール材の充填量が少ない等の所見が認められましたが、当該箇所については、補修工事を実施しました。
    (8)制御棒のひび等に関する点検について
     東京電力(株)福島第一原子力発電所6号機でハフニウム板型制御棒にひび等が確認されたことを受け、原子力安全・保安院から出された指示に基づき、ハフニウム板型制御棒17本の外観確認を実施し、その健全性を確認しました。
     このうち熱中性子照射量が4.0×1021n/cmを超えているハフニウム板型制御棒9本について、取替えを実施しました。

以上



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