プレスリリース

添付−4

女川原子力発電所1号機 第17回定期検査 主要機器点検情報
(平成18年3月)

設備名 設備
区分
実施内容 検査
区分
概要
(計測制御系統設備)
ほう酸水注入系
・漏えい検査 ・ ほう酸水注入系の漏えい検査を実施したところ、ほう酸水注入系アキュムレータ(A)と配管との接合部ににじみがあるのを発見した。
・ 原因調査のため、当該アキュムレータを分解したところ、アキュムレータと配管との接合部に螺旋状の傷を確認した。
・ 当該配管接合部については取替えを実施する。
(詳細については、個別情報No.1参照)(PDFファイル)
(原子炉格納施設)
原子炉建屋出入口二重扉
・ 原子炉建屋1階の原子炉建屋と廃棄物処理建屋の間に設置されている原子炉建屋出入口二重扉において、一時的に両側の扉が同時に開くという事象が発生した。
・ 原因について調査したところ、本来、扉の開放を感知し離れるはずのマグネットセンサーの接点が離れなかったため、一方の扉の開放を感知できずに他方の扉も同時に開放したものと判明した。
・ 当該のマグネットセンサーについては、取替えを実施した。
(詳細については、個別情報No.2参照)(PDFファイル)
復水貯蔵タンク ・ タンク上部のフィルタ付安全弁から蒸気がでているのを発見したが、タンク下部に設置されているタンク温度低下防止用の加熱蒸気配管出入口弁を閉止することにより、蒸気は停止した。
・ 念のため、蒸気を分析した結果、放射性物質は検出されなかった。
・ 原因は、温度調整弁が開いたままの状態となっていたため、タンク加温用の蒸気が供給され続け、タンク内の水が蒸発しタンク上部のフィルタ付安全弁からタンク外へでたものと考えられる。
(詳細については、個別情報No.3参照)(PDFファイル)
(計測制御系統設備)
制御棒駆動機構
・原子炉停止
余裕検査
・ 「原子炉停止余裕検査」の実施中、制御棒を1ノッチ引抜く操作を行ったところ、2ノッチ引抜かれるという事象が発生した。
・ 本事象は、保安規定における「運転上の制限」からの逸脱に該当するため、制御棒を全て挿入し、一旦通常状態に復帰した。
・ 制御棒駆動機構の速度調整を行い、再度「原子炉停止余裕検査」を実施したところ、制御棒は正常に動作し、同検査は問題なく終了した。
(詳細については、個別情報No.4参照)(PDFファイル)

【設備区分】 ○: 安全上重要な系統(原子炉圧力バウンダリ、原子炉本体、非常用炉心冷却系)
  △: それ以外の系統
【検査区分】 定: 法令に基づき国または機構が実施する定期検査
  事: 法令に基づき当社が実施する定期事業者検査
  点: 保守管理に基づく点検・補修等
※:機構とは、独立行政法人 原子力安全基盤機構の略称。
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