プレスリリース



東通原子力発電所1号機の工事計画変更に係る
原子炉設置変更の届出について


平成17年8月24日

 試運転中の東通原子力発電所1号機(沸騰水型軽水炉、定格電気出力110万kW:青森県東通村)は、現在、試運転工程における最終段階の試験を行っておりますが、本日、原子炉等規制法に基づき、工事計画の変更に係る原子炉設置変更を経済産業大臣に届出いたしました。

 これは、平成17年6月19日に発生した主蒸気隔離弁の不動作事象に伴い、当該弁を含む全8弁について、安全確保に万全を期す観点から十分な時間をかけ点検等を行ったことから営業運転開始時期を変更することとしたもので、試運転工程や各種検査の日程など今後の工程を詳細に検討した結果、平成17年10月の営業運転開始時期を平成17年12月といたしました。

 今後とも、営業運転の開始に向けて、安全確保を最優先に各種試験等を慎重に行ってまいります。

<東通原子力発電所1号機の工事計画の変更内容>
 
営業運転開始時期
変更前の工程
平成17年10月
変更後の工程
平成17年12月

以上

※原子炉設置変更届出:原子炉等規制法において、原子炉設置許可申請書記載の代表者の氏
 名、工事計画等が変更になった場合、変更の日から三十日以内に届け出ることが定められ
 ています。


<参考>

(東通原子力発電所1号機の主な経緯)
  平成 8年  7月18日 第133回電源開発調整審議会上程
  平成 8年  8月30日 原子炉設置許可申請
  平成 9年 11月27日 第二次公開ヒアリング開催
  平成10年  8月31日 原子炉設置許可
  平成10年 12月24日 着工
  平成13年  9月 4日 原子炉格納容器組立開始
  平成14年  4月25日 原子炉格納容器耐圧・漏えい試験完了
  平成15年  7月23日 原子炉圧力容器据付開始
  平成16年 12月24日 燃料装荷開始(試運転開始)
  平成17年  1月10日 燃料装荷終了
  平成17年  1月24日 初臨界しょりんかい
  平成17年  1月30日 核加熱開始
  平成17年  3月 9日 発電機を送電系統に連けい(初併入はつへいにゅう
  平成17年  3月 9日〜
      4月20日
20%出力段階
  平成17年  4月21日〜
   5月18日
50%出力段階
  平成17年  5月19日〜
   6月17日
75%出力段階
  平成17年  6月18日〜 100%出力段階
  平成17年 12月 営業運転開始予定

以上


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