平成17年6月1日
当社は本日、サハリンUプロジェクトからのLNG購入について、売主であるサハリン・エナジー・インベストメント社と、LNG売買に関する基本合意書を締結いたしました。
今回の基本合意書の締結により、当社は本プロジェクトから2010年度以降20年間にわたり、年間約42万トンのLNGをFOB(本船渡し)契約にて購入することになります。
本プロジェクトは、サハリン島沖合のピルトン・アストフスコエ鉱区およびルンスコエ鉱区から産出される天然ガスを、サハリン島南部のプリゴロドノエ基地で液化し、日本をはじめとしたアジア・太平洋諸国に輸出するもので、年間生産能力は960万トンとなる予定です。
当社は、これまでインドネシア、マレーシア、カタールからLNGを購入しており、本年からは新たにオーストラリアからの購入を開始しておりますが、本基本合意により、5番目の調達先として、ロシア・サハリンを新たに加えることで、LNG調達先の一層の分散化が図られ、調達の安定性が高められると考えております。
また、本プロジェクトは、これまでの調達先と比べ、最も近距離にあることに加え、引渡条件をFOB契約とし、これまでアルンUプロジェクトで使用してきたLNG船を活用することで、海上輸送コストの低減が期待できます。さらに、契約にあたっては、従来の契約条件と比べ、LNG引取りにおける弾力性を拡大したことにより、一層経済的でかつ柔軟なLNG調達を実現できるものと考えております。
当社は今後とも、燃料調達ソースの多様化を図りながら、一層の供給安定性や経済性、弾力性の確保に努めてまいりたいと考えております。
基本合意書の主な内容は、別紙のとおりです。
以上
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