1．電力需要について（表−1参照）

　２月分の販売電力量は、６９億８００万ｋＷｈ、対前年比１０３.４％の実績となりました。これを用途別にみますと、以下のとおりです。

（電灯）
　２月の気温が前年よりも低かったことにより、暖房需要が増加したことなどから、対前年比１０４.５％の実績となりました。

• 　業務用電力は、郊外型店舗の新増設などにより需要増となったことに加え、２月の気温が前年よりも低かったことによる暖房需要の増加などから、対前年比１０２.４％の実績となりました。
• 　小口電力については、低圧電力は、２月の気温が前年より低かったことにより、暖房需要が増加したことなどから前年実績を上回りました。高圧電力Ａは、製造業の一部で工場の稼動が前年より減少しているものの、食料品が好調に推移したことなどから、前年実績を上回りました。この結果、小口電力計では、対前年比１０１.７％の実績となりました。

（大口電力）
　大口電力は、昨年が閏年だったことにより検針期間が前年に比べ１日短かったものの、「輸送用機械」を中心に生産が堅調に推移したことなどから、対前年比１０１.２％の実績となり、３カ月連続で前年実績を上回りました。

2．供給力について（表−2参照）

　２月の発受電電力量の合計は、７４億７，１００万ｋＷｈとなり、計画比１０５.０％、前年比１０３.１％の実績となりました。

（自社水力）
　東北北部で渇水傾向となったものの、調整式水力の有効活用による発電増などから出水率１０５.１％の豊水となり、発電量は計画を２，１００万ｋＷｈ上回る５億５，８００万ｋＷｈとなりました。

（自社火力）
　水力の増加はあったものの、需要の増加や原子力の発電減により、発電量は計画を５億４，９００万ｋＷｈ上回る５３億６，２００万ｋＷｈとなりました。

（自社原子力）
　女川原子力発電所１号機の計画外停止などから、発電量は計画を４億６，６００万ｋＷｈ下回る８億８，３００万ｋＷｈとなりました。

（他社受電）
　火力の受電量が増加したことなどから、他社受電合計では計画を１億８，３００万ｋＷｈ上回る２２億２，８００万ｋＷｈとなりました。