添付−2

女川原子力発電所2号機 第7回定期検査主要機器点検情報(平成17年2月)

設備名

設備
区分

実施内容

検査
区分

概要

(原子炉冷却系統設備)
・主蒸気隔離弁

・分解点検

主蒸気隔離弁の分解点検において、スタンションの廻り止め溶接部の浸透探傷検査を行ったところ、3Aの弁において、4本あるスタンションのうち1本に1個の傷が確認された。この傷は弁の機能に影響を与えるものではないが、傷の認められた箇所については補修した。
また、主蒸気隔離弁3Bの弁体のボルト4本を取外したところ、4本のうち1本に、ねじ山の損傷を確認した。損傷の確認されたボルトは新品と交換した。
詳細については、個別情報No.1参照(PDFファイル)) 
(蒸気タービン設備)
・蒸気タービン

・開放検査

蒸気タービン開放検査において、低圧タービン(A)の内部車室および外部車室の浸透探傷検査を行ったところ、内部車室上半部の溶接部23箇所の部位、内部車室下半部の溶接部14箇所の部位にひびが認められた。また、外部車室上半部の溶接部4箇所の部位にブローホールが認められた。
低圧タービン(B)の内部車室および外部車室の浸透探傷検査を行ったところ、内部車室上半部の溶接部6箇所の部位、内部車室下半部の溶接部15箇所の部位にひびが認められた。また、外部車室上半部の溶接部3箇所の部位にブローホールが認められた。
ひび等の認められた溶接部については、ひび等を除去した上で、溶接補修を実施する予定。
詳細については、個別情報No.2参照(PDFファイル)) 
(計測制御系統設備)
・起動領域モニタ

・性能点検

起動領域モニタのAおよびDの2箇所のモニタについて、前置増幅器からのケーブルを基盤に接続するコネクタ部に接続不良が確認された。当該箇所を含む全8箇所のケーブルおよびコネクタの取替を実施する。取替後に入出力特性試験を実施し、起動領域モニタ全数の健全性を確認する予定。
詳細については、個別情報No.3参照(PDFファイル)) 
(蒸気タービン設備)
・主蒸気止め弁

・分解点検

主蒸気止め弁の点検において、主蒸気止め弁4弁のうち1弁の原子炉自動停止信号発信用スイッチ(1弁につき2個設置)のうち1個について動作不良が確認された。動作不良が確認されたスイッチは、新品に交換する予定。
詳細については、個別情報No.4参照(PDFファイル)) 

【設備区分】○: 安全上重要な系統(原子炉圧力バウンダリ、原子炉本体、非常用炉心冷却系)  △:それ以外の系統
【検査区分】定: 法令に基づき国または機構※が実施する定期検査  事:法令に基づき当社が実施する定期事業者検査  点:保守管理に基づく点検・補修等
※:機構とは、独立行政法人 原子力安全基盤機構の略称。