(株)コアネット東北の吸収合併について

平成17年1月27日

 当社は、情報通信関連の当社100%出資の子会社である(株)コアネット東北を、平成17年4月1日をもって当社に吸収合併することといたしました。

 コアネット東北は、これまで、当社企業グループの情報通信会社を統括し、各社の営業活動を支援するとともに、通信事業と情報システム事業を融合した新しいサービスを提供してまいりましたが、同社設立の所期の目的が達成できたと判断し、吸収合併することとしたものです。
 吸収合併後は、現在、コアネット東北の傘下にある東北インテリジェント通信(株)および東北インフォメーション・システムズ(株)を当社が直接統括し事業を支援することで、収益性をさらに重視した事業展開を図ることとしています。

 コアネット東北は、平成10年12月の設立以降、傘下のグループ各社の営業活動を強力に支援するとともに、遠隔医療システム(*1)や銀河デジタルネットワーク構想(*2)など通信事業と情報システム事業を融合した新しいサービスを開発し、東北地域の高度情報化の一翼を担ってきました。また、自らもシェアード・サービス事業(*3)なども展開してきました。

 情報通信分野においては、今後も急速な技術革新や新サービスの相次ぐ投入などを背景に、更なる競争の激化が予想されます。しかしながら、こうした環境下にあっても、コアネット東北のこれまでの支援活動により、東北インテリジェント通信および東北インフォメーション・システムズは、それぞれ連携を深めながら受注実績を積み上げるなど、営業力が強化され、両社が自立的に連携していくことが可能となっております。
 今後は、スリムな体制のもと当社のブランドを生かしながら、情報通信事業の競争力を強化し、より一層、東北地域の高度情報化に貢献してまいりたいと考えております。

 なお、コアネット東北が独自に行ってきた事業については、既に関連するグループ企業に移管しておりますが、シェアード・サービス事業については、平成17年3月1日付けで、グループファイナンス会社であるTDGファイナンス(株)に移管することとしています(これに伴い、社名を「TDGビジネスサポート(株)」に変更)。

 吸収合併に向けた今後のスケジュールにつきましては、別紙のとおりです。

以上

(*1)遠隔医療システム
  離島などにおいてCT等の放射線画像診断の専門医がいない場合、その病院と本島の専門医がいる大学病院等とを通信回線で結び画像診断を行い、その結果を離島の病院へフィードバックするシステム。東北インテリジェント通信(株)が通信回線を提供。

(*2)銀河デジタルネットワーク構想
  岩手県内の複数のCATV事業者を組織化し、インターネット環境の共同利用、IP電話サービスを実施。これにより地域情報化に貢献[情報格差(デジタルデバイド)の解消]。東北インテリジェント通信の収益拡大に寄与。

(*3)シェアード・サービス事業
  複数企業の経理・労務の業務集中化とシステムの共有化による効率化、ならびに専門性の高い業務をより高度化する目的で行う業務の集中処理サービス。当社グループ企業向けに提供。

(別紙):今後のスケジュ−ル
(参考):各社の概要(平成16年3月現在)