女川原子力発電所1号機発電再開の延期について


平成17年1月11日

 女川原子力発電所1号機(平成16年9月8日から第16回定期検査中)は、発電再開に向けた最終的な点検において、燃料プールゲート注1間の漏えい検出ラインに微量の水の流れ(約100ミリリットル/分)が確認されました。
 この調査・点検に伴い、今週始めに予定していた発電再開を延期することといたしましたのでお知らせいたします。

 これまでの点検の結果、燃料プール側ゲートのパッキンの一部に接着不十分な箇所が認められました。今後、さらなる点検を行うとともに、補修を行い漏えいがないことを確認したうえで、発電を再開いたします。

 なお、本事象による外部への放射能の影響はありません。
 また、本件は、国の法律に基づく報告事象に該当するものではありません。

以上

(注1) 燃料プールゲート:
  燃料プールの水が原子炉側に流入しないようにするための仕切り板。燃料プール側、原子炉側にそれぞれ1枚ずつ2重に設置される構造となっており、その2枚のゲート間に漏えい検出ラインが設置されている。漏えいした水は液体廃棄物処理系に導かれ処理される。
 
 

(別紙)燃料プールゲート概要図(PDFファイル)