添付−3

第16回定期検査における配管肉厚測定結果について


 平成16年8月9日に発生した関西電力美浜原子力発電所3号機2次系配管破損事故に鑑み、当初計画していた点検に加え、代表部位における炭素鋼の未点検部位の前倒し点検を実施するとともにその他部位の追加点検を実施しました。(表−1)
 点検の結果、大きな減肉はなく、安全性が十分確保されており、現行の肉厚管理方法が妥当であることを確認しました。(表−2)
 なお、平成16年9月29日にお知らせしております高圧給水加熱器ベント管の減肉事象に関連して当該箇所の点検を実施しており問題のないことを確認しております。(表−3)

表−1 配管肉厚測定部位数


※1その他部位 代表部位以外の部位において、代表部位の検証や作業安全確保を配慮して選定した部位
※2主要系統  復水系統、給水系統、主蒸気系統、抽気系統、ドレン系統
※3その他系統 グランド蒸気系統等



表−2 配管肉厚測定結果例(余寿命の短い部位3箇所)

(炭素鋼部位)



(対策材部位)




表−3 高圧給水加熱器ベントライン


減肉率および余寿命は、@初回測定値と今回測定値の比較、A前回測定値と今回測定値の比較によりそれぞれ求め、厳しい方を採用した。
なお、今回の測定が初回測定の場合は、今回の測定が初回測定の場合は、公称値と比較した。