新潟県中越地震による当社被害状況について
(平成16年12月17日現在)

平成16年12月17日

 10月23日に発生した新潟県中越地震による当社の災害損失額および電力供給設備の被害状況について,以下のとおり「中間とりまとめ」をいたしましたので,お知らせいたします。

■災害損失額
   被災地域における道路の寸断などの影響により,未だ被害状況の全容が把握できない状況ではありますが,現段階の大まかな算定では,災害損失額は約40億円と見込んでおります。
 なお,上記被災地域の状況および今後本格的な降雪期を迎えることから,災害復旧工事の一部は平成17年度にずれ込む見込みです。従いまして,災害損失額につきましては, 平成16年度および平成17年度の2カ年度にわたって特別損失等会計処理する予定です。このように,このたびの災害損失により,業績に大きな影響はないことから, 平成16年11月10日に発表しました「平成16年度の業績見通し」の数値は変更いたしません。

[参考]過去の大規模災害における当社損失額
 

発生年度

災害内容

損失額

平成7年度

新潟県上越地区豪雨

47億円

昭和58年度

日本海中部地震

31億円

昭和55年度

宮城県・福島県雪害

42億円

昭和53年度

宮城県沖地震

15億円

■主な設備被害の状況

<配電設備>
  ○ 電柱関係       4,775個所
  (内訳) 倒壊・折損 147個所
    傾斜等 4,628個所
 
  ○ 電線関係        3,598個所
  (内訳) 断線 145個所
    バインド線(*)切れ等 3,453個所
(*)碍子に電線を固定させるための線

<水力発電設備>
  3水力発電所・9件
  (内訳) 冷却水配管損傷1件,建物一部損壊など8件

<変電設備>
  23変電所・53件
  (内訳) 避雷器折損1件,電力用コンデンサ倒壊1件,
機器基礎沈下など51件

<送電設備>
  34線路・357件
  (内訳) 鉄塔倒壊1件,鉄塔傾斜12件,鉄塔部材変形29件
その他鉄塔敷地内の地盤亀裂など315件

<火力・原子力発電設備>
  設備被害なし


以上