(別紙)

女川原子力発電所 平成16年度緊急被ばく医療訓練の概要について

1.訓練日時 平成16年11月24日(水)12時30分〜16時(予定)

2.参加機関  東北大学病院、石巻赤十字病院、女川町立病院、石巻保健福祉事務所、石巻消防本部、宮城県防災ヘリコプター管理事務所、仙台市消防局、東北電力

3.訓練内容および予定スケジュール
[訓練開始12:30]
平成16年11月24日(水)12時20分、女川原子力発電所3号機において、作業員2名が脚部に放射能汚染を伴い被災。
東北電力は救急車2台の出動を女川消防署へ要請し、それぞれの被災患者を石巻赤十字病院(重度熱傷被災者)および女川町立病院(軽度受傷被災者)へ救急車で搬送。
救急車の搬送にあたっては、訓練中の全ての区間において緊急サイレンは鳴らさずに走行。

[女川町立病院13:30救急車到着、石巻赤十字病院13:50救急車到着]
医療機関における救急処置室での診療。
石巻赤十字病院へ搬送された重度熱傷被災患者(1名)を、石巻赤十字病院の要請により二次救急医療機関である東北大学病院へ防災ヘリコプター等を利用して転送。(臨時ヘリポート:石巻市雲雀野公園西側)

[宮城県防災ヘリコプター14:30出発、15:00仙台到着]
被災患者のほか、医師等が同乗して仙台市消防ヘリポート(仙台市若林区荒浜)へ搬送。
防災ヘリコプターから仙台市消防局の救急車に乗り換え、東北大学病院へ向けて搬送。
当日悪天候の場合は防災ヘリコプターの飛行訓練を中止し、15時に(代役の)被災患者等が同乗した仙台市消防局の救急車が出発。

[安全宣言14:00〜15:00]
石巻保健福祉事務所立会のもと、石巻消防本部の救急車・救急隊員、女川町立病院ならびに石巻赤十字病院の施設・医療関係者に対する汚染サーベイを東北電力が実施し、石巻保健福祉事務所がその結果報告を受けて評価したのちに安全宣言。

[東北大学病院15:40救急車到着]
東北大学病院救急外来で医療処置。

以上