平成16年度上半期の電力需給実績について

平成16年10月28日

1.電力需要について(表−1参照)

 平成16年度上半期の販売電力量は、376億7,500万kWh、対前年比104.9%の実績となりました。これを用途別にみますと、以下のとおりです。

(電灯)
 昨年の冷夏の反動に加え、7月の猛暑の影響により冷房需要が増加したことや検針期間日数が前年より長かったこと、さらにはオール電化住宅の増加等により時間帯別電灯が堅調に伸びたことなどから、対前年比104.7%の実績となりました。

(電力)
業務用電力は、電灯と同様に冷房需要が増加したことや郊外型店舗の新増設があったことなどから、対前年比106.3%の実績となった。
小口電力については、昨年の冷夏の反動に加え、7月の猛暑の影響による空調設備の稼動が増加したことや、高圧電力Aが、製造業を中心に生産が好調さを維持していることなどから、対前年比105.8%の実績となりました。

[参 考]

(大口電力)
 大口電力は、機械や非鉄を中心にデジタル機器関連の生産が好調に推移していることや、7月の猛暑の影響により空調設備の稼動が増加したことなどから、対前年比103.8%の実績となりました。

2.供給力について(表−2参照)

 16年度上半期の発受電電力量の合計は、412億8,100万kWhとなり、計画比で102.2%、前年比では104.4%の実績となりました。

(自社水力)
 電源地点の降水量が多かったことから、出水率101.5%の豊水となりましたが、7月の新潟・福島豪雨などにより作業が多かったことなどから、発電量は計画を3,300万kWh下回る52億1,300万kWhとなりました。

(自社火力)
 需要の増加や、女川原子力発電所3号機の定期検査延長および東京電力からの融通受電量の減少などから、計画を23億8,800万kWh上回る247億2,900万kWhとなりました。

(自社原子力)
 女川原子力発電所3号機の定期検査延長のため、計画を5億6,800万kWh下回る75億100万kWhとなりました。

(他社受電)
 火力の受電量が増加したことなどから、他社受電合計では計画を11億7,800万kWh上回る109億9,600万kWhとなりました。

以上