(1)燃料集合体の取替え
今回の定期検査期間中に560体ある燃料集合体のうち、136体を新燃料に取替えました。
(2)制御棒駆動機構の点検
137体ある制御棒駆動機構のうち、今回の定期検査では20体について分解点検を実施し、その健全性を確認いたしました。
なお、分解点検の対象となる20体のうち、6体については予備品と取替えることにより、作業時間の短縮を図りました。
(3)出力領域モニタの取替え
31本ある出力領域モニタのうち、性能機能維持を図るため、今回の定期検査では6本について取替えを実施いたしました。
(4)復水器細管の点検
26,768本ある復水器細管のうち外周管(1,816本)について点検し、健全性について確認いたしました。
なお、予防保全の観点から1本の細管について施栓を行いました。
(5)高サイクル熱疲労割れに係る検査
国内PWRプラントにおいて、熱交換器の胴側出口配管部で、高温水と低温水の混合により発生する温度ゆらぎを主な要因とする高サイクル熱疲労割れが発生した事例に鑑み、経済産業省原子力安全・保安院より指示があり、同様の熱疲労割れが発生する可能性のある残留熱除去系の熱交換器の出口配管について超音波探傷検査を実施し、問題のないことを確認しました。