(別 紙)

女川原子力発電所3号機 第2回定期検査の概要

1.定期検査の期間
    平成16年6月10日(木)から約3ヵ月間

2.定期検査および定期事業者検査を実施する主な設備
  (1) 原子炉本体
(2) 原子炉冷却系統設備
(3) 計測制御系統設備
(4) 燃料設備
(5) 放射線管理設備
(6) 廃棄設備
(7) 原子炉格納施設
(8) 非常用予備発電装置
(9) 蒸気タービン設備

3.定期検査期間中に実施する主要な点検ならびに作業計画
  (1) 燃料集合体の取替え
 560体ある燃料集合体のうち、136体を新燃料に取替える計画としております。

  (2) 制御棒駆動機構の点検
 137体ある制御棒駆動機構のうち、20体について分解点検を実施いたします。なお、分解点検の対象となる20体のうち6体について、予備品と取替えることにより、定期検査の短縮を図ることとしております。

  (3) 出力領域モニタの取替え
 31本ある出力領域モニタについては、性能機能維持を図るため6本について取替えを実施いたします。

  (4) 復水器細管の点検
 26,768本ある復水器細管のうち外周管(1,816本)について点検し、必要に応じて補修を実施いたします。

  (5) 高サイクル熱疲労割れに係る検査
 国内PWRプラントにおいて、熱交換器の胴側出口配管部で、高温水と低温水の混合により発生する温度ゆらぎを主な要因とする高サイクル熱疲労割れが発生した事例に鑑み、経済産業省原子力安全・保安院より指示があり、同様の熱疲労割れが発生する可能性のある残留熱除去系の熱交換器の出口配管について目視点検や超音波探傷検査を実施します。

   
通常の原子炉停止時や復水器が使用できない時に原子炉の崩壊熱等を取り除き、原子炉冷却材喪失時には炉心の冷却を行う系統。

以上

<参考>当社原子力発電所の現況
  女川原子力発電所
    1号機(52万4千キロワット)運転中
    2号機(82万5千キロワット)運転中
    3号機(82万5千キロワット)平成16年6月10日から定期検査予定