<語句解説>

「ガス絶縁開閉装置」
   絶縁方式には、空気による方式(気中絶縁)とガス(六フッ化硫黄ガス)による方式(ガス絶縁)という2種類の方式があります。東仙台変電所では、気中絶縁方式よりも省スペースで工事期間の短縮が可能となるガス絶縁方式を全ての開閉器類(遮断器、断路器等)に採用し、建設費の低減を図りました。

「縮小型ガス絶縁分岐母線」(C−GIB:Compact Gus Insulated Bus)
   従来のガス絶縁分岐母線は、上下方向への分岐・接続の際に、内部導体同士が接触しないよう離隔を十分に確保して、内部導体を配置しております。東仙台変電所では、母線の分岐がない部分において、内部導体を効率的に配置し、内部導体を納めるタンクを縮小(タンク直径で約65%、重量で約50%縮小)した「縮小型ガス絶縁分岐母線」を採用し、建設費の低減を図りました。


「新型集中監視制御システム」
   従来は、変電所構内の設備単位に監視制御のための装置を設け、変電所設備の状態監視や操作を行っていました。東仙台変電所では、各設備の装置を汎用LANによりエンジニアリングワークステーション(工業用パソコン)に集約することで、システム全体を簡素化し、建設費の低減を図りました。