米国原子力発電運転協会の
女川原子力発電所への技術交換訪問について


平成16年4月2日

 米国原子力発電運転協会*(INPO:Institute of Nuclear Power Operations)のメンバー2名が、原子力発電技術に関する情報・意見交換を目的に、4月5日(月)から9日(金)までの5日間にわたり、女川原子力発電所を訪れます。

 INPOは原子力発電所の安全性、信頼性の向上を支援するために設立された組織であり、その活動の一つとして、米国外の電気事業者との技術交流や人的交流を図るため「国際参加者プログラム」を実施しており、現在、日本、フランス、英国など11の国と地域が同プログラムに加盟しております。このたびの女川原子力発電所の訪問は、同プログラムの活動の一環として行われるもので、原子力発電所の運転、保守などのテーマについて情報交換や意見交換を行うことにより、原子力発電所における良好事例や改善点を共有することを目的としております。
 INPOの女川原子力発電所の訪問は平成元年9月以来、2度目となります。

 今回の訪問では、「原子力発電所の保守」をメインテーマに、保守の最適化や設備管理・品質管理などに関する情報や意見の交換を行う予定であり、得られた知見は今後の発電所の運営等に生かし、原子力発電の安全性と信頼性の向上を図ることとしております。

 なお、今回の訪問の概要については、別紙のとおりです。

以 上


*米国原子力発電運転協会(INPO:Institute of Nuclear Power Operations)
 1979年の米国スリー・マイル・アイランド(TMI)事故の反省を踏まえ、原子力発電所の安全性や信頼性の向上を支援するために、米国原子力発電事業者により1979年に設立された非営利法人。現在、米国の電力会社をはじめ、米国の主な原子炉メーカーや建設会社が加盟している。