2月分の電力需給実績について

平成16年3月25日

1.電力需要について(表−1参照)

 2月分の販売電力量は、66億8,200万kWh、対前年比103.0%の実績となりました。これを用途別にみますと、以下のとおりです。

(電 灯)
 1月中旬から2月中旬にかけての気温が、前年に比べ低めに推移したことによる暖房需要の増加などから、対前年比101.9%の実績となりました。

(電 力)
 業務用電力は、前年と比べ気温が低めに推移したことによる暖房需要の増加などから、対前年比103.9%の実績となりました。
  小口電力については、低圧電力は、前年に比べ降雪日数が多めに推移したことにより消雪需要が増加したことなどから、前年実績を上回りました。高圧電力Aは、契約電力は伸び悩んでいるものの、機械の生産が好調さを維持していることなどから、前年実績を上回りました。この結果、小口電力計では、対前年比102.6%の実績となりました。

[参 考]

(大口電力)
 大口電力は、閏年の影響により前年に比べ検針期間が長かったことや、電気機械のデジタル機器向け部品や非鉄の電気機械向け素材の生産が好調なことなどから、対前年比103.7%の実績となりました。

2.供給力について(表−2参照)

 2月の発受電電力量の合計は、72億4,700万kWhとなり、計画比100.3%、前年比105.0%の実績となりました。

(自社水力)
 電源地点の降水量が多かったことなどから、出水率116.4%の豊水となり、発電量は計画を7,000万kWh上回る6億2,400万kWhとなりました。

(自社火力)
 水力の増加はあったものの、東京電力からの融通受電量の減少などから、発電量は計画を1億8,600万kWh上回る51億5,000万kWhとなりました。

(自社原子力)
 女川原子力発電所の発電量は、計画を3,600万kWh上回る15億4,300万kWhとなりました。

(他社受電)
 豊水の影響や火力の受電量が増加したことなどから、他社受電合計では計画を2億7,900万kWh上回る20億1,700万kWhとなりました。

以 上