平成16年3月15日

　当社は、３月１７日（水）から３月２５日（木）までの９日間にわたり、国際協力機構（ＪＩＣＡ）より受託した「ベトナム北部再生可能エネルギーによる地方電化計画フォローアップ調査」の一環として、ベトナムの電力関係者４名を対象とした研修を実施いたします。

　本調査は、平成１５年より、コンサルティング会社であるプロアクトインターナショナル株式会社（本社：東京都、代表取締役：大瀧克彦氏）と共同で実施しているものです。具体的には、送配電網の整備が困難なベトナム北部地域の無電化村において、全てベトナム国内で調達可能な製品で電化設備を建設、運転する実証プロジェクトを行い、これを通じて、同国が将来、自らの力で地方電化を進めることを可能にするというものです。

　今回の研修は、この調査における現地関係機関への技術移転をより効果的なものとするため、国際協力機構が実施するものであり、当社は、火力発電所、送変電設備、研究開発施設などの当社関連施設のほか、当社管内に設置されている風力・太陽光発電設備の見学などに協力することとしております。

　当社は、今回の研修を通じ、地方電化計画の推進に携わるベトナムからの研修生に、日本の発電所の管理手法や再生可能エネルギー技術の開発・利用状況などについて理解を深めてもらうとともに、地方電化計画の立案、運営、管理手法に関する総合的な知識・ノウハウを習得していただきたいと考えております。

　なお、本研修およびベトナム北部における地方電化の実証プロジェクトの概要は別紙のとおりです。

以　上