女川原子力発電所1号機
原子炉冷却材浄化系の補修について

平成16年3月5日

 女川原子力発電所1号機(沸騰水型、定格電気出力52万4千kW)は定格熱出力一定で運転中のところ、本日13時20分頃、原子炉冷却材浄化系ポンプ(B)室(注1)のダスト放射線モニタ(注2)の指示値が通常値より若干高めであることが認められました。
 原子炉冷却材浄化系ポンプ(B)室を調査した結果、17時35分に原子炉冷却材浄化系ポンプ(B)の出口側フランジより微量の蒸気が漏えいしていることを確認しました。
 このため準備が整い次第、原子炉冷却材浄化系ポンプ(B)を停止し、補修を行うことといたしました。これによる原子炉の運転への影響はありません。

 なお、この事象による外部への放射能の影響はありません。

[参考]原子炉冷却材浄化系漏えい箇所(概略)



以 上


(注1) 原子炉冷却材浄化系:
 原子炉冷却材浄化系は、原子炉水中の不純物を除去し、原子炉水の水質を維持するための装置で、A系とB系の2系統があります。

(注2) ダスト放射線モニタ:
 室内空気中の放射能レベルを測定するため、室内空気中の埃を集め、その中に含まれる放射能を測定する装置。