ベトナムにおける小型水力発電所等の 運用開始について 〜同国北部の無電化村に電化設備を構築し地方電化を促進〜 |
平成16年1月30日 当社は、国際協力機構(JICA)より受託した「ベトナム北部地域における再生可能エネルギーによる地方電化フォローアップ調査」の一環として、昨年11月末からベトナム北部の無電化村(ホアビン省ラクソン郡クイホア地区テウ村*)に、出力8kWの小型水力発電所および配電設備による電化設備(以下、「電化設備」)の建設をすすめておりましたが、配電工事が終了し、このたび運用を開始いたしました。 この調査は、平成15年に、コンサルティング会社であるプロアクトインターナショナル株式会社(本社:東京都、代表取締役:大瀧克彦氏)と共同で受託・実施しているもので、送配電網の整備が困難なベトナム北部地域の無電化村において、全てベトナム国内で調達可能な製品で電化設備を建設、運転することにより、同国が将来、自らの力で地方電化を進めることが可能となることを目的としています。 べトナムは、現在、送配電線網整備による地方電化計画を進めていますが、山岳地域などには、電力需要密度が低く送配電線網整備に採算性がないことから、今後も電化の見通しが立たない地域がかなり存在します。そのため、このような地域を電化することが同国の重要な課題のひとつとなっています。 なお、今回運用を開始した電化設備の概要等は別紙のとおりです。 以 上 *ホアビン省ラクソン郡クイホア地区テウ村 |