カザフスタン共和国からの技術研修生の受入れについて
〜 NEDO「省エネモデル事業」の一環として、
ウラルスク熱電併給所技術者を対象に研修を実施〜

平成16年1月23日

 当社は、1月27日(火)〜2月4日(水)までの9日間にわたり、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)「省エネモデル事業」の一環として、カザフスタン共和国西カザフ州でウラルスク熱電併給所を運営しているジャイク・テプロ・エネルゴ社(JTE社)の技術者9名を対象とした技術研修を日本国内で実施することといたしました。

 当社は、平成14年よりNEDO受託事業として、ウラルスク熱電併給所に当社が保有する高効率ガスタービン技術を導入する「省エネモデル事業」を進めております。今回の研修は、同社の技術者が「省エネモデル事業」終了後にプラントの運転やメンテナンスを自ら実施できるよう、新たに導入される発電技術に関する知識を習得してもらうことを目的としております。本研修では、ガスタービンコージェネレーションシステムを構成する各設備(ガスタービン、排熱回収ボイラ等)の構造や機能およびプラントの運転・管理方法等に関する講義を実施するとともに、運転シミュレータ実習やガスタービン発電所の見学等を実施することとしております。

 この「省エネモデル事業」は、ウラルスク熱電併給所構内において既設の天然ガスを燃料とするボイラに代えて、日本側が提供する2万5千kW級の高効率ガスタービンと排熱回収ボイラを新たに導入し、既設の蒸気タービンと組み合わせることによってエネルギー利用効率の向上を図るものです。また、こうした高効率のコンバインドサイクルプラントを導入することにより、燃料消費量が削減されるとともに、CO排出量の低減にもつながります。
 プラントの建設工事は、昨年11月末から進められており、今年夏頃にガスタービン等の機器の据付工事を実施し、平成17年には試運転を開始する予定です。

 なお、技術研修の概要等は別紙のとおりです。

以 上



[参考]省エネモデル事業における設備概略図等