「原子力の安全と信頼に関する顧問会議からの提言」について

平成15年11月28日

 当社はこの度、「原子力の安全と信頼に関する顧問会議」より、標記提言をいただきましたのでお知らせいたします。

 今回提言を取りまとめていただいた「原子力の安全と信頼に関する顧問会議」は、「女川原子力発電所における自主点検作業の適切性確保に関する総点検調査」に関する調査プロセスの妥当性・公正性の確認のほか、当社の原子力に関する情報公開のあり方や企業倫理・法令遵守の取り組みなどについて、社外の有識者の方々より助言いただくことを目的に、昨年11月に設置したものです。その後、約1年間に7回の会合を重ね、その間の議論の取りまとめが今回の提言となったものです。

 今回の提言は、「情報公開に関する提言」ならびに「企業倫理・法令遵守推進に関する提言」の2本立てとなっており、いずれも、原子力発電事業は国民や地域社会からの信頼の上に存立するとの認識に基づき、取りまとめられています。
 具体的な内容として、「情報公開に関する提言」では、「常に情報の受け手である市民の立場に立って考えること」「運転中の情報なども含め、幅広く公開に努めること」などを主旨とする4項目が盛り込まれています。また、「企業倫理・法令遵守推進に関する提言」では、「安全性について社会から疑念を持たれる恐れのある一切の行為の排除に取り組むこと」「原子力発電事業に従事する者の生の声が速やかに社内に伝わるような、風通しの良い企業風土の醸成に努めること」などを主旨とする4項目が盛り込まれています。

 なお、当社では、本提言を原子力部門のみならず企業行動全般に対する提言であると真摯に受け止め、速やかに全社内へ周知するとともに、今後、当社の取り組みの方向性を定める際の道標にさせていただくこととしています。

以上

(添付資料)
「原子力の安全と信頼に関する顧問会議からの提言」