<別紙>

○リプレース計画の概要

<既設設備>
  認可出力 燃料 長期計画停止時期 廃止予定時期
1号機 17.5万kW 重油・石炭
(混焼)
平成15年10月 平成19年 7月
2号機 17.5万kW 石炭 平成16年度(予定) 平成19年 7月
3号機 17.5万kW 石炭 平成14年 4月 平成16年 3月


<新設計画(予定)>
  内    容
建設地 仙台火力発電所1〜3号機跡地(宮城県七ヶ浜町)
出  力 40万kW級
発電方式 高効率コンバインドサイクル
熱効率 約50%
燃  料 天然ガス
概略工程
環境影響調査開始 :平成16年 4月
工  事  着  工 :平成19年10月
営 業 運 転 開 始 :平成22年 7月



高効率コンバインドサイクル発電の特徴

1. エネルギー利用効率の高い発電システム
 ガスタービンと蒸気タービンを組み合わせた発電システムで、燃焼ガスの熱膨張エネルギーによりガスタービンを回転させると同時に、ここで生じた高温の排出ガスから熱を回収して蒸気を発生させ、蒸気タービンを回して発電します。これにより、従来の蒸気タービンでの発電と比較して熱効率が高く、エネルギーの有効活用が図れる発電システムです。

2. 燃料にはクリーンな天然ガスを使用
 燃料にはクリーンな天然ガスを使用するため、硫黄酸化物(SOx)やばいじんが発生しません。さらに、地球温暖化の原因となる二酸化炭素の発生も少なく、環境への影響を低減することができます。

3. 窒素酸化物(NOx)が低減
 ガスタービンには低NOx燃焼器を採用するとともに、脱硝装置を設置することにより窒素酸化物が低減します。

4. 温排水量が減少
 ガスタービンと蒸気タービンにより発電しますが、同じ電気出力を得る場合、ガスタービンは温排水を排出しないため、蒸気タービンのみで発電するシステムと比較して温排水量が減少します。