「東北地域の景況調査」(平成15年7〜9月期)について


平成15年11月14日


 当社では、東北6県および新潟県の経済や景気動向および生産状況を把握するため、平成8年3月より四半期ごとに「東北地域の景況調査」を実施しておりますが、このたび、平成15年7〜9月期の調査結果がまとまりましたのでお知らせいたします。

(調査実施概要)
 1.調査対象  当社管内の産業用お客さま
 2.調査時期  平成15年10月2日〜平成15年10月20日
 3.調査方法  郵送法
 4.回収状況  (発送)1,200社 (有効回答数)658社
    (有効回答率54.8%)
 
(調査結果要旨)
1.業況および景気「業況判断DIが5期ぶりにプラスに転化」
各社の業況については、今期3ヵ月(平成15年7〜9月期)の業況判断DI(「上昇」−「下降」社数構成比)が、前回(平成15年7月)調査の平成15年4〜6月期判断(▲10.2)から15.1ポイント改善し、+4.9(「上昇」24.3%,「下降」19.4%)と5期ぶりにプラスに転化した。また、来期3ヵ月(平成15年10〜12月期)については、DIが+11.4と、今期に比べさらに6.5ポイント改善する見通しが示されている。


各社が判断する国内全体の景気については、今期3ヵ月のDIが,前回調査(▲13.7)に比べ22.3ポイント改善し、+8.6と3年ぶりにプラスに転化した。また来期3ヵ月については、DIが+10.1となり、今期に比べ1.5ポイントの改善が見込まれている。
 
2.生産設備の動向「設備投資は増加傾向」
生産設備については、15年度上半期の「新・増設」が15.3%,「撤去・休止」が6.2%となり、DIは+9.1となった。また、15年度下半期は、「新・増設」が16.8%、「撤去・休止」が3.9%となり、DIは+12.9と今期に比べ3.8ポイント上昇する見通しが示されている。
 
3.冷夏による生産活動への影響「マイナスの影響は全体の約2割」(※)
今年の冷夏による生産活動への影響については、「影響なし」が72.9%と大半を占める一方、「マイナスの影響」(19.3%)が「プラスの影響」(7.8%)を上回った。
(※)今回の調査で、トピックスとして調査したものです。

 なお、今回の調査より、調査項目を以下のとおり変更しております。
  @変更なし
   ・ 景況判断
   ・ 業況判断
  A取りやめ
   ・ 売上高
   ・ 製品出荷量
  B調査時期を限定
   ・ 生産設備動向(四半期調査→半期に1回調査)
   ・ 雇用人員の状況(四半期調査→10月〜12月期のみ調査)
   ・ 今後の採用計画(四半期調査→10月〜12月期のみ調査)
  

 今回の調査結果の詳細は別紙のとおりです。

以 上

別紙 調査結果の概要