9月分の電力需給実績について

平成15年10月28日

1.電力需要について(表−1参照)

 9月分の販売電力量は、61億600万kWh、対前年比98.6%の実績となりました。これを用途別にみますと、以下のとおりです。

(電灯)
 今夏の低温の影響により冷房需要が減少したことなどから、対前年比96.1%の実績となりました。

(電力)
 業務用電力は、空調需要が減少したことなどから、対前年比99.1%の実績となりました。
 小口電力については、低圧電力は、冷房需要の減少に加え、低圧高稼動契約への移行などから、前年実績を下回りました。高圧電力Aは、機械を中心として操業水準が高めに推移したことなどから前年実績を上回りました。この結果、小口電力計では、95.5%の実績となりました。

[参 考]

(大口電力)
 大口電力は、化学や食料品などで自家発の稼動増の影響はあったものの、機械や非鉄などで引き続き生産が堅調に推移していることなどから、対前年比102.7%の実績となりました。

2.供給力について(表−2参照)

 9月の発受電電力量の合計は、66億5,800万kWhとなり、計画比102.7%、前年比101.7%の実績となりました。

(自社水力)
 電源地点の降水量が多かったことから、出水率131.0%の豊水となり、発電量は計画を2億2,000万kWh上回る8億2,600万kWhとなりました。

(自社火力)
 需要の増加や原子力の発受電量の減少などから、発電量は計画を9億7,400万kWh上回る51億3,300万kWhとなりました。

(自社原子力)
 女川原子力発電所2号機の定期検査延長のため、計画を5億2,500万kWh下回る9億9,300万kWhとなりました。

(他社受電)
 豊水の影響や火力の受電量が増加したことなどから、他社受電合計では計画を4億8,600万kWh上回る18億7,600万kWhとなりました。

以 上