別 紙2


女川原子力発電所2号機 第6回定期検査の状況
(平成15年8月分)

1. 進捗状況

 女川原子力発電所2号機は、5月22日より第6回定期検査を開始しています。
 5月21日 17時30分 電気出力降下開始
 5月22日 01時00分 発電停止
 原子炉再循環配管の全溶接継手部(76箇所)のうち、ひびの兆候が確認された2箇所の溶接継手部(合計3個のひびの兆候を確認)を8月25日までに新しい配管に取替え、8月26日に原子炉内への水張りを行いました。  
 (添付−1 女川原子力発電所2号機 第6回定期検査 主要点検工程表 参照


2. 主要機器の点検状況
 主な機器の点検状況は以下のとおりです。
(1)シュラウドの点検状況
 中間部リングの上部格子板設置用部材(12個ある部材のうち7個の部材)との溶接線近傍およびサポートリングの溶接線近傍にひびが確認されたため、目視点検および超音波探傷検査による詳細調査・評価を行ってきましたが、シュラウドの健全性評価結果がまとまったことから、「発電用原子力設備技術基準特殊設計施設認可申請書」を経済産業大臣に提出しました。

(9月10日)

(2)原子炉再循環配管の点検状況
 全溶接継手部(76箇所)のうち、ひびの兆候が確認された2箇所の溶接継手部(合計3個のひびの兆候を確認)を8月25日までに新しい配管に取替えました。
 今後、高周波誘導加熱による応力改善を行う予定です。



(3)制御棒駆動機構の取替
 分解点検対象19体のうち、6体について予備品への取替を継続して行っています。

(4)制御棒駆動水圧系配管等ステンレス製配管の点検状況
 東京電力株式会社 福島第一原子力発電所3号機および4号機において発生した、制御棒駆動水圧系配管の塩化物に起因する応力腐食割れ事象に対する原子力安全・保安院の指示(平成14年11月27日付)に基づく点検を終了し、問題のないことを確認しました。

(8月27日)

 点検結果については、9月9日に原子力安全・保安院に報告しました。

3. トラブルに該当しないひび、傷等の状況について

 今月(平成15年8月)の主要機器の点検状況は、添付−2のとおりです。

以 上