定格熱出力一定運転とは
従来は、発生する電気が一定になるように原子炉で発生する熱を調整して運転しています。これに対して、原子炉で発生する熱を一定に保つと、海水温度が低い冬季にはより多くの電気を作ることができます。このように、原子炉で発生する熱を定格(=100%)付近で一定に保つ運転方法を「定格熱出力一定運転」といいます。この運転を行えば、原子力発電所の安全運転を確保しながら、より多くの電気を作れるので、二酸化炭素排出量を増やすことなく発電電力量を増やすことができます。