別 紙2 |
1. 進捗状況
(1)シュラウドの点検状況
原子力安全・保安院に提出した点検計画に基づき、6月2日からシュラウドの溶接線およびその近傍について、水中カメラを用いた目視点検を行っていたところ、中間部リングの上部格子板設置用部材との溶接線近傍(12個ある部材のうち7個の部材)およびサポートリングの溶接線近傍にひびが確認されました。 (6月9日および16日 お知らせ済み)
サポートリングについては点検計画に基づき、全周の約30%の範囲を目視点検しましたが、9箇所のひびが確認されたことから、点検範囲を全周に拡大し、目視点検を継続して行っています。
また、ひびが確認された箇所については、超音波探傷検査による詳細調査を継続して行っています。
(2)原子炉再循環配管の点検状況
原子力安全・保安院に提出した点検計画に基づき、5月28日から39箇所の溶接継手部の超音波探傷検査を行っていたところ、1箇所の溶接継手部に1個のひびの兆候が確認されました。 (6月24日 お知らせ済み)
7月28日に原子炉内の水抜きを実施し、39箇所のうち、ひびの兆候が確認された1箇所の溶接継手部について、7月29日から配管を切断し、新しい配管への取替作業を行っています。
また、39箇所のうち1箇所の溶接継手部にひびの兆候が確認されたことから、点検範囲を全溶接継手部(76箇所)に拡大し、残りの37箇所についても超音波探傷検査を継続して行っていたところ、1箇所の溶接継手部に2個のひびの兆候が確認されました。 (8月1日 お知らせ済み)
今後、新たに発見された1箇所の溶接継手部についても配管を切断し、新品への取替作業を行います。
なお、配管取替終了後は、国の漏えい検査等を受検する予定です。
(3)制御棒駆動機構の取替
分解点検対象19体のうち、6体について予備品への取替を継続して行っています。
以 上 |