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廃棄物管理システムの概要

1.背景
   環境問題への社会的な関心が高まる中、廃棄物関連の法規制強化に伴い、廃棄物を排出する企業の責任範囲が拡大するとともに、不適正処理に対する罰則が強化されました。
 このような中で、企業にとっては、法規制への対応や増大傾向にある処理費の削減、さらには企業イメージの向上を図るため、廃棄物管理の徹底や対応策の効果的な推進が求められています。
 このため、当社はグループ企業である(株)コアネット東北とともに、廃棄物管理システムを構築し、15年度から導入しました。


2.廃棄物管理システムとは
   廃棄物処理・リサイクルの実態や課題を把握しながら、廃棄物管理の強化・充実を図るとともに、事業所単位のPDCA(計画の策定、実施、進捗管理、評価・見直し)による有効利用の拡大、煩雑な管理業務の効率化を支援するためのシステムです。


3.システムの特徴
   廃棄物問題は各企業にとって共通の課題であることから、本システムは当社のみならず、グループ企業や将来的には地域の一般企業でも利用可能なASP(アプリケーション・サービス・プロバイダー)形態を採用しています。
 ASPは、インターネットを介してひとつのシステムを共有する仕組みであり、高いセキュリティーを確保しながら、法改正に伴うメンテナンス性や拡張性、さらには導入・運用コストの低減を可能とするものです。



4.期待される効果(メリット)
廃棄物の処理やリサイクル実態を一元的に把握して分析することにより、有効利用拡大に向けた計画や対策立案の支援
未回収マニフェスト(廃棄物管理票)の警告機能や委託会社の許可情報の確認などによる廃棄物管理の徹底
マニフェストの発行業務や各種報告書作成業務などの支援・効率化 など


5.その他
   15年度は本店を中心に発電所、支店の40ヵ所に導入しましたが、今後、システムの改良を進めながら、社内事業所ならびにグループ企業への導入拡大を図ってまいります。

以 上