女川原子力発電所1号機の発電再開について

平成15年7月29日

 女川原子力発電所1号機(平成14年9月8日(日)から第15回定期検査中)は、7月23日(水)に原子炉を起動し、発電再開に先立ち7月25日(金)早朝からタービンの調整運転を実施したところ、低圧タービン(B)の軸振動が、警報設定値以下であるものの、通常の値より大きかったことから、今後の運転に慎重を期するため、タービンを停止し、タービンのバランス調整を行うことといたしました。

(7月25日にお知らせ済み)



 これに伴い、原子炉を一旦停止いたしましたが、低圧タービン(B)のバランス調整を行い、7月28日(月)午前2時00分、原子炉を再起動いたしました。
 また、7月26日に宮城県北部を震源とする地震が発生したことから、原子炉再起動に先立ち、電気・機械設備全般についてパトロールを実施し、設備の異常がないことを確認しております。

(7月28日にお知らせ済み)



 原子炉再起動後、タービンの軸振動等に問題がないことを確認したことから、本日7月29日(火)午前8時00分に発電を再開し、定期検査の最終段階である調整運転を開始しました。
 今後は、調整運転を続けた後、8月中旬以降に経済産業省による最終検査を受けて、定期検査を終了する予定です。

以上


<女川原子力発電所1号機の概要>
・所在地 宮城県牡鹿郡女川町および牡鹿町
・定格電気出力 52万4千キロワット
・原子炉形式 沸騰水型軽水炉
・運転開始 昭和59年6月1日



<参考>当社原子力発電所の現況
女川原子力発電所1号機(52万4千キロワット) 本日より発電再開
2号機(82万5千キロワット) 平成15年5月22日から定期検査中
3号機(82万5千キロワット) 運転中