女川原子力発電所1号機の原子炉起動について

平成15年7月23日

 女川原子力発電所1号機は、平成14年9月8日(日)より第15回定期検査を実施しておりますが、宮城県、女川町および牡鹿町等の関係自治体(*1)のご理解を頂き、本日、7月23日(水)18時00分に原子炉を起動しました。

 今後は、7月25日(金)を目途に発電を再開し、定期検査の最終段階である調整運転を続けた後、8月中旬に経済産業省による最終検査を受けて、定期検査を終了する予定です。

 女川原子力発電所1号機の定期検査において、ひびが認められた原子炉再循環配管については、全て新しい配管に交換しました。
 炉心シュラウドについては、今後、適切に点検を行い、ひびの進展状況を確認していくこととしております。なお、シュラウドの健全性については、国より5年後においても十分な構造強度を有しており、現時点では補修の必要はないとの評価を受けております。また、シュラウドを現状のまま運転を継続することについて、発電用原子力設備技術基準特殊設計施設認可を頂いております。

以上

(*1)「関係自治体」
   宮城県、女川町、牡鹿町、石巻市、雄勝町、河北町

<女川原子力発電所1号機の概要>
・所在地 宮城県牡鹿郡女川町および牡鹿町
・定格電気出力 52万4千キロワット
・原子炉形式 沸騰水型軽水炉
・運転開始 昭和59年6月1日



<参考>当社原子力発電所の現況
女川原子力発電所1号機(52万4千キロワット) 本日、原子炉起動
2号機(82万5千キロワット) 平成15年5月22日から定期検査中
3号機(82万5千キロワット) 運転中