第6回「原子力の安全と信頼に関する顧問会議」の開催結果について

平成15年7月16日

 当社は、本日、「原子力の安全と信頼に関する顧問会議」の第6回会合を開催いたしましたので、その概要について以下のとおりお知らせいたします。
 標記顧問会議は原子力に関する情報公開のあり方や「女川原子力発電所における自主点検作業の適切性確保に関する総点検調査」に関する調査プロセスの妥当性・公正性、ならびに不正防止策などについて、社外の有識者の方々より助言いただくことを目的に設置したものです。なお、第7回会合につきましては、平成15年9月下旬または10月上旬に開催を予定しております。

【第6回「原子力の安全と信頼に関する顧問会議」 開催結果の概要】

●開催日時 平成15年7月16日(水)午後3時 〜午後5時
●開催場所 江陽グランドホテル(4階 真珠の間)
●議事概要
 (1)女川原子力発電所の状況と今後の予定について
 (2)企業倫理・法令遵守の取り組み強化策について
 (3)顧問会議の議論の取りまとめについて

 なお、鈴木副社長の挨拶要旨および出席委員の方々からの主なご発言は、以下のとおりです。


【鈴木副社長挨拶要旨】

  • 企業倫理・法令遵守の取り組みについては、一度、制度や基準を制定して事足りるものではなく、社会環境の変化を踏まえながら絶えず見直し・強化を行うとともに、従業員一人ひとりの心の中にこうした理念を徹底させることが肝要と考えていますので、本日は、当社の取り組み強化策について、皆さまより忌憚のないご意見をいただきたいと考えています。

  • 本顧問会議も次回、第7回目をもって節目を迎えることとなります。当社としては、これまでに頂戴した貴重なご意見の数々を何らかの形で取りまとめ、今後の企業行動の中でさらに活かしていきたいと考えています。

【出席委員の方々の主なご発言】

  • どんな企業でもトップがしっかりしていないと、きちんとした企業倫理・法令遵守への取り組みはできない。単なるお飾りではなく、折に触れ、トップとしての指導力・存在感が社員に行き渡るようにすることが大切である。

  • 企業倫理・法令遵守については、匿名性を確保したインターネット・コミュニケーションを利用することで、社員同士による質の高い議論ができるようになるのではないか。

  • 風土改革や企業倫理・法令遵守といっても、熱気が冷めてしまうと忘れられがちになる。企業倫理・法令遵守で大切なのは、「常識の範囲で行動すること」「遵法精神を忘れないこと」という簡潔・明瞭な2つの点である。趣旨徹底のためには簡潔・明瞭が第一であり、これを常に反復していくという姿勢が重要である。


【出席者】

(委 員) 阿部 純二 氏(座長:東北大学 名誉教授/東北学院大学 教授)
一力 雅彦 氏(河北新報社 代表取締役専務)
河原 雄三 氏(経済ジャーナリスト)
齊藤 幸治 氏(弁護士)
高橋 正典 氏(株式会社 高政 代表取締役社長)
田中 榮子 氏(青森県地域婦人団体連合会 会長)
西井  弘 氏(仙台経済同友会 代表幹事)
馬場 錬成 氏(科学ジャーナリスト)
星  新一 氏(日本労働組合総連合会 宮城県連合会 会長)
(五十音順)
(当 社) 鈴木 浩之(取締役副社長)
大山 正征(常務取締役企画部長)
三瓶 光紀(常務取締役)
佐藤 裕雄(取締役広報・地域交流部長)
渡部 和則(理事原子力部長)
藤咲  寛(考査室長)
安倍 宣昭(総務部長)  他

以 上