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1. 進捗状況 女川原子力発電所2号機は、5月22日より第6回定期検査を開始しています。
主な機器の点検状況は以下のとおりです。 (1)シュラウドの点検状況 原子力安全・保安院に提出した点検計画に基づき、6月2日からシュラウドの溶接線およびその近傍について、水中カメラを用いた目視点検を行っていたところ、中間部リングの上部格子板設置用部材との溶接線近傍(12個ある部材のうち7個の部材)およびサポートリングの溶接線近傍にひびが確認されました。
サポートリングについては点検計画に基づき、全周の約30%の範囲を目視点検しましたが、ひびが確認されたことから、点検範囲を全周に拡大し、目視点検を継続して行っています。
また、ひびが確認された箇所については、超音波探傷検査による詳細調査を行っています。
原子力安全・保安院に提出した点検計画に基づき、5月28日から39箇所の溶接継手部の超音波探傷検査を行っていたところ、1箇所の溶接継手部にひびの兆候が確認されました。
ひびの兆候が確認されたことから、点検範囲を全溶接継手部(76箇所)に拡大し、残りの37箇所についても超音波探傷検査を継続して行っています。
なお、ひびの兆候が確認された配管については、今後、配管の取替作業を行います。
分解点検対象19体のうち、6体について予備品と取替えを行っています。
主復水器(A)(B)の点検を終了しました。
東京電力株式会社 福島第一原子力発電所3号機および4号機において発生した、制御棒駆動水圧系配管の塩化物に起因する応力腐食割れ事象に対する原子力安全・保安院の指示(平成14年11月27日付)に基づく点検を行っています。 今月(平成15年6月)の主要機器の点検状況は、添付−2のとおりです。 以 上 |