平成15年5月30日
当社は、6月を「東北電力・企業グループ環境月間」と定め、「見つめよう!環境を、見直そう!これからの行動を。」を全社統一テーマに、当社社員はもとより企業グループも含めた環境意識の向上とお客さまとの環境コミュニケーションの促進を目的として、さまざまな環境活動を実施いたします。
環境省では、毎年6月を環境月間と定め、国、地方公共団体、企業、民間団体、国民の参加と協力の下に、環境保全活動の普及、啓発に関する各種行事を展開しております。これまでも、当社は毎年、環境省の呼びかけに応じ、地域協調活動やエネルギー・コミュニケーション活動などの一環として、さまざまな環境活動を展開してまいりました。
今回の期間中には、地域参加型の環境活動として、各事業所で約160件の行事を実施する予定です。具体的には、地域清掃等の環境美化活動や小中学生を対象とした出前環境教育などを実施するほか、行政・企業・市民組織がパートナーシップを形成し、パネル展やセミナーを中心に一般市民を対象とした環境意識啓発イベント「エコ・パートナーシップ2003」を開催するなど、地域の皆さまと一緒に環境問題について考え、行動する行事を展開いたします。
また、企業グループを含め社員を対象に、環境経営の考え方について理解を深めるため環境講演会などを開催するほか、お客さまにも地球環境問題に関心を持っていただくきっかけとして、検針票の裏面を活用し、ご家庭からのCO2排出量の計算方法やCO2削減のための行動ヒントを掲載いたします。
今年度の環境月間の実施にあたっては、社員一人ひとりが自らの行動に十分な環境配慮を織り込み、さらなる環境意識の向上を目指した全員参加型の諸活動や行事を実施してまいります。
当社は、環境方針の具現化に向け、平成13年度から3ヵ年のローリング計画として「中期環境行動計画」を策定し、積極的に環境活動を展開しています。平成15年度中期環境行動計画では、地域との環境コミュニケーションの展開に加え、CO2削減に向けた的確な対応、廃棄物管理の強化と3R施策の推進などの取り組みを一層推進することとしています。
なお、当社が実施する主な環境月間行事は別紙のとおりです。
以 上
(別 紙)
主な環境月間行事
1.地域参加型の環境活動
(1)環境美化運動、植樹・植林活動など【76事業所】 |
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海浜清掃、事業所周辺のクリーンアップ活動やNPO法人との連携による植林活動の展開など
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(2)環境教育・自然観察など【19事業所】 |
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例)あおもりの「緑」と「水」にふれあう親子ウォーキングの開催(青森営業所)
親子で山野を散策し、八甲田山麓にブナを植え、自然に親しみながら環境保全の大切さを考えるイベントの開催
・開 催 日 |
平成15年6月7日(土) |
・開催場所 |
青森市横内浄水場水源地 |
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(3)講演会、シンポジウムなど【28事業所】 |
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例)環境講演会の開催(岩手支店)
タレント伊奈かっぺい氏を講師に迎え、地球にやさしい暮らし方を一般市民とともに考えるイベントの開催
・開 催 日 |
平成15年6月5日(木) |
・開催場所 |
ホテルメトロポリタン盛岡ニューウィング |
・テ ー マ |
「講演会ゴッコ」〜地球にやさしい暮らし方〜 |
例)女性層を対象に「スローライフ」をテーマとしたシンポジウムの開催
(青森営業所、秋田支店)
高木美保氏(女優)や麻生圭子氏(エッセイスト)ほか、各界の著名人とともに、地球にやさしい暮らしと、上手なエネルギーとの付き合い方を考えるイベントの開催
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(4)エコ・パートナーシップ2003の開催 |
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行政、企業、市民組織などのパートナーシップによる、パネル展やセミナーを中心とした、環境意識啓発イベントの開催
・開催期間 |
平成15年6月10日(火)〜15日(日) |
・開催場所 |
東北電力グリーンプラザ |
・テ ー マ |
「はじめています。地球にやさしい新生活。」 |
・内 容 |
環境パネル展、環境セミナー、ワークショップなど |
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2.社員を対象とした環境講演会 |
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環境先進企業における環境経営の考え方や具体的な取り組みについて理解を深め、さらなる環境活動の実効性向上を図る。
・開催日時 |
平成15年6月3日(火)13時10分〜15時 |
・開催場所 |
東北電力本店ビル |
・講 師 |
株式会社リコー副理事・技師長/社会環境本部 谷 達雄氏 |
・演 題 |
「リコーグループの環境経営」 |
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3.その他 |
○検針票の裏面にご家庭のCO2排出量の計算方法などを掲載 |
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お客さまが地球環境問題に関心を持ち、CO2排出削減やエネルギーの有効利用に取り組んでいただくきっかけとして、お客さまがご家庭で使用するエネルギー源の使用量からCO2排出量を求める計算方法やCO2削減のための行動ヒントを、6月分の検針票裏面に掲載する。 |
以 上
(参 考)
環境方針および平成15年度中期環境行動計画の概要
当社は、環境方針の具現化に向け、中期経営方針を踏まえたローリング計画として平成13年度より中期環境行動計画を策定しています。
平成15年度中期環境行動計画では、これまでの5つの重点方針を継承しつつ、環境問題を巡る最新動向などを勘案し、以下の施策を力点に取り組みを一層推進していくこととしています。
【環境方針】 |
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東北電力は地域とともに、環境に調和した社会経済システムの形成に努めていきます。
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【重点方針】 |
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○ |
地球温暖化の防止に向けた取り組みの推進 |
○ |
循環型社会の形成に向けた省資源・リサイクルの推進 |
○ |
地域環境の保全 |
○ |
環境コミュニケーションの充実 |
○ |
環境マネジメントによる継続的改善 |
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【具体的施策】 |
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○ |
CO2削減に向けた的確な対応 |
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原子力開発、原子力設備利用率・火力熱効率の維持・向上、エネルギーの有効利用など需給両面での対策に加え、国内外における地球温暖化防止に係る制度構築の動向を踏まえながら、設備対策や京都メカニズムの活用策について検討していきます。
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○ |
廃棄物管理の強化と3R施策の推進 |
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これまで実施してきた資機材の再使用、リサイクルを継続するとともに、廃棄物の有効利用率のさらなる向上を目指し、廃棄物管理の充実や3R(発生抑制・再使用・リサイクル)施策について、企業グループと連携しながら検討していきます。
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○ |
地域との環境コミュニケーションの展開 |
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エネルギー・コミュニケーション活動の一環として実施してきた「環境・エネルギー学習」支援活動の充実を図るとともに、地域と一体となった環境活動(植樹・植林・資源リサイクル活動など)を継続して実施していきます。
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○ |
環境意識の向上と環境マネジメント施策の充実 |
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社員一人ひとりのさらなる環境意識の向上を図り、各部門や事業所単位での環境行動計画の着実な実施、進捗管理、評価・見直し(PDCAサイクル)により、環境活動を効果的に展開していきます。
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以 上
<検 針 票 の 裏 面>

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