平成15年5月16日
当社では、東北6県および新潟県の経済や景気動向および生産状況を把握するため、平成8年3月より四半期ごとに「東北地域の景況調査」を実施しておりますが、このたび、平成15年1〜3月期の調査結果がまとまりましたのでお知らせいたします。
(調査実施概要)
1.調査対象 |
当社管内の産業用お客さま |
2.調査時期 |
平成15年4月1日〜平成15年4月16日 |
3.調査方法 |
郵送法 |
4.回収状況 |
(発送)1,000社 |
(有効回答数)599社 |
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(有効回答率59.9%) |
(調査結果要旨)
1.業況および景気
○ |
各社の業況については、今期3ヵ月(平成15年1〜3月期)の業況判断DI(「上昇」−「下降」社数構成比)が、3期連続のマイナスとなる▲18.4(「上昇」14.5%、「下降」32.9%)となり、前回(平成15年1月)調査の平成14年10〜12月期判断(▲5.9)から12.5ポイント悪化した。来期3ヵ月(平成15年4〜6月期)については、DIが▲12.8と、今期に比べ5.6ポイント改善する見通しが示されている。 |
○ |
各社が判断する国内全体の景気については、今期3ヵ月のDIが、10期連続のマイナスとなる▲34.5となり、前回調査(▲32.9)に比べ、ほぼ横ばいの結果となった。また来期3ヵ月については、DIが▲26.1となり、今期に比べ8.4ポイントの改善が見込まれている。 |
○ |
売上高については、今期3ヵ月のDIが、前回調査(+0.3)より17.9ポイント悪化し、2期ぶりのマイナスとなる▲17.6となった。また製品出荷量については、今期3ヵ月のDIが前回調査(+5.8)より20.3ポイント悪化し、4期ぶりのマイナスとなる▲14.5となった。来期3ヵ月については、売上高が▲10.6、製品出荷量は▲6.7と、今期に比べ改善する見通しが示されている。 |
2.生産設備の動向
○ |
生産設備については、今期3ヵ月の「新増設」が10.8%、「減少」が5.7%となり、DIは+5.1と4期連続でプラスを維持した。来期3ヵ月では、「新増設」が13.0%、「減少」が5.3%となり、DIは+7.7と今期に比べ僅かに上昇する見通しが示されている。 |
3.雇用人員の状況、今後の採用計画
○ |
雇用人員の状況については、「適正である」が74.0%を占める一方、「過剰」(20.1%)が「不足」(5.9%)を10期連続で上回り、DIは+14.2となった。 |
○ |
今後の採用計画については、「現状維持の予定」が76.6%を占める一方、「増員の予定」(8.2%)が「削減の予定」(15.2%)を9期連続で下回り、DIは▲7.0となった。 |
以 上
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