女川原子力発電所3号機 第1回定期検査の概要

 

1.定期検査の期間
  平成15年2月24日(月)〜平成15年5月15日(木) 81日間
(発電停止期間:平成15年2月24日〜平成15年4月20日 56日間)

2.主要な点検ならびに作業の結果
(1)
燃料集合体の取替え
   今回の定期検査期間中に560体ある燃料集合体のうち、96体を新燃料に取替えました。
 なお、取替えた新燃料のうち94体を9×9燃料といたしました。

(2)
制御棒駆動機構の点検
   137体ある制御棒駆動機構のうち、今回の定期検査では20体について分解点検を実施し、その健全性を確認いたしました。
 なお、分解点検の対象となる20体のうち、6体については予備品と取替えることにより、作業時間の短縮を図りました。

(3)
出力領域モニタの取替え
   31本ある出力領域モニタのうち、性能機能維持を図るため、今回の定期検査では1本について取替えを実施いたしました。

(4)
制御棒の取替え
   137本ある制御棒のうち、今回の定期検査では4本について取替えを実施いたしました。
 なお、今回取替えた4本は、従来のボロンカーバイド粉末を中性子吸収材とする制御棒から、ハフニウム板を中性子吸収材とする制御棒に取替えました。ハフニウム板を使用した制御棒は、従来型制御棒に比べ寿命が長いことから、取替え本数の削減による廃棄物量の低減を図ることができます。

(5)
主復水器細管の点検
   26,768本ある復水器細管全数について点検し,健全性について確認いたしました。
 なお,予防保全の観点から10本の細管について施栓を行いました。

以上