平成15年4月22日
当社は本日、仙台市において、大規模風力発電プロジェクト(出力合計が2,000kW以上)を計画されている事業者を対象に、平成15年度の入札募集に関する説明会を開催いたしました。
当社では、出力規模が2,000kW以上の大規模風力発電プロジェクトについては、平成13年度から3カ年で30万kW程度を入札により募集することとしており、これまで実施した入札において21万kW程度の受入れが確定しております。このため、平成15年度の入札募集量は、平成16年度から平成18年度に受給を開始する風力発電プロジェクトを対象に9万kWとし、入札の上限価格については、これまでの入札における価格低減動向を踏まえ、1kWhあたり10円00銭といたしました。
8月中旬頃に入札募集を開始し、9月中旬頃に締切・開札を行い、10月頃には落札候補者を決定する予定です。
落札した事業者とは17年間にわたり受給契約を締結することとなります。
また、これまで実施した入札において、電気自体の価値に新エネルギーに対する付加価値を上乗せした入札価格での募集を行っていることから、今回も同様にRPS制度における「電気」と「新エネルギー等電気相当量」をパッケージで当社に販売するプロジェクトを対象としております。
なお、2,000kW未満の風力発電プロジェクトについては、平成15年度から平成17年度までに受給を開始するプロジェクトを対象に、募集量は1万kWとしております。今後は、5月中旬に抽選による案件の順位付けを行い、当社への系統連系の可否等に係わる詳細な検討を進め、10月頃に最終的な連系候補者を決定する予定となっております。
以 上
1.入札スケジュールの概要
平成15年4月22日
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入札募集説明会の開催 |
4月下旬
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送電容量面での予備検討結果の通知 |
8月中旬頃
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系統連系事前検討の結果通知 |
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入札募集の開始 |
9月中旬頃
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入札募集の締切、開札 |
10月頃
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落札候補者の決定 |
11月頃
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落札候補者との仮契約の締結 |
2.募集対象
次のいずれにも該当する案件を募集対象とします。 |
(1) |
平成16年度から平成18年度までに受給開始するもの。
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(2) |
1受給契約の出力合計が2,000kW以上のもの。
(*)出力合計とは,各風力発電設備の定格出力(kW)を単純に合計した値をいいます。
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(3) |
二酸化炭素排出量削減・化石燃料消費量節減等の「環境に係わる付加価値」(RPS制度(*)における「新エネルギー等電気相当量」を含む)が全て当社に帰属するもの。 |
(*)RPS制度「電気事業者による新エネルギー等の利用に関する特別措置法」 |
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平成15年4月1日より全面施行され、電気事業者に対して、毎年、その販売電力量に応じて一定割合以上の新エネルギー等から発電される電気の利用を義務付けるもの。本制度により、「電気」自体と「新エネルギー等電気相当量」を別々に取引きすることが可能となりました。 |
3.入札募集量
4.入札案件の最低条件
(1) |
立地点 |
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当社の供給区域である次の地域とします。
・青森県、岩手県、秋田県、宮城県、山形県、福島県、新潟県
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(2) |
上限価格 |
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@入札価格が上限価格を下回るものとします。
A上限価格は,次の価格とします。
・10円00銭/kWh
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(3) |
入札対象規模 |
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@入札案件の規模の下限は2,000kWとします。
A入札案件の規模の上限は募集kWとします。
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(4) |
受給期間 |
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受給開始日から起算して17年間とします。
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(5) |
系統連系事前検討 |
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入札者による入札書の提出までに、当社が系統連系事前検討を終了している案件とします。
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(6) |
系統連系に係わる技術要件 |
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「電力系統連系技術要件ガイドライン」他に適合することとします。
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(7) |
給電運用 |
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電力の品質維持および安全面から、当社の給電運用に従っていただきます。
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5.入札案件の判定方法
前記4の「入札案件の最低条件」を満たした案件について、入札価格の安価な案件から落札することを基本とします。 |
以 上
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