東京電力(株)の公表事象に関する当社の確認結果について |
平成15年8月25日 東京電力(株)は、同社の企業倫理相談窓口に寄せられた原子力に関する告発文書に対する調査結果を平成15年8月21日(木)に公表しました。 当社は、東京電力(株)の公表後、同社から公表された事象と同様に、小口径の計装配管内に溜まった水素の燃焼が原因となっていた可能性のある類似事象について確認を行いました。本日、その結果がまとまりましたので、お知らせいたします。 当社女川原子力発電所1号機では類似事象として過去に2件、弁の動作警報および計測装置の不具合が発生しておりますが、いずれも安全上の問題はなく、通常の運転保守範囲の事象であり、法律や通達に基づく報告・通報義務の対象外の軽度な事象であることから、国および自治体には報告を行っておりません。 当社では、上記各事案の原因が水素の燃焼によるものと特定されてはいないものの、一層の信頼性向上の観点から、女川原子力発電所1号機および2号機については平成11年度までに、3号機については建設段階より、小口径の計装配管内に水素等が溜まらないよう予防保全対策を実施しております。 また、平成4年8月に女川原子力発電所1号機で発生したタービン制御系誤信号による原子炉自動停止事象については、トラブルとして既に国および自治体に報告し、その原因と特定された材料疲労に関する再発防止対策を実施しておりますが、その後、水素の燃焼に関する知見が得られたことから、上記の予防保全対策の中で対策を実施済みです。 各事案の概要については、別紙のとおりです。 以 上 [別 紙] |