「東北地域の景況調査」(平成14年10〜12月期)について


平成15年2月13日


 当社では、新潟県を含む東北7県の経済や景気動向および生産状況を把握するため、平成8年3月より四半期ごとに「東北地域の景況調査」を実施しておりますが、このたび、平成14年10〜12月期の調査結果がまとまりましたのでお知らせいたします。


(調査実施概要)
 1.調査対象  当社管内の産業用お客さま
 2.調査時期  平成15年1月6日〜平成15年1月20日
 3.調査方法  郵送法
 4.回収状況  (発送)1,000社 (有効回答数)621社
    (有効回答率 62.1%)
 
(調査結果要旨)
1.業況および景気
各社の業況については,今期3ヵ月(平成14年10〜12月期)の業況判断DI(「上昇」−「下降」社数構成比)が,2期連続のマイナスとなる ▲5.9(「上昇」22.7%,「下降」28.6%)となり,前回(平成14年10月)調査の平成14年7〜9月期判断(▲5.3)から0.6 ポイント悪化した。来期3ヵ月(平成15年1〜3月期)については,DIが▲23.6と,今期に比べ大幅に悪化する厳しい見通しが示されている。


各社が判断する国内全体の景気については,今期3ヵ月のDIが,前回調査(▲20.7)から12.2ポイント悪化し,9期連続のマイナスとなる ▲32.9となった。また来期3ヵ月については,DIが▲28.2となり,今期に比べ僅かながら改善が見込まれている。


売上高については,今期3ヵ月のDIが,前回調査(▲2.8)より3.1ポイント改善し2期ぶりのプラスとなる+0.3となった。また製品出荷量については,今期3ヵ月のDIが前回調査(+0.7)より5.1ポイント改善し,3期連続のプラスとなる+5.8となった。来期3ヵ月については,売上高が▲26.4,製品出荷量は▲22.9と,今期に比べ大幅に悪化する見通しが示されている。
 
2.生産設備の動向
生産設備については,今期3ヵ月の「新増設」が10.9%,「減少」が 6.0%となり,DIは+4.9と3期連続でプラスとなった。来期3ヵ月では,「新増設」が10.9%,「減少」が6.8%となり,DIは +4.1と今期に比べ僅かに悪化する見通しが示されている。
 
3.雇用人員の状況,今後の採用計画
雇用人員の状況については,「適正である」が68.4%を占める一方,「過剰」(22.9%)が「不足」(8.7%)を9期連続で上回り,DIは +14.2となった。


今後の採用計画については,「現状維持の予定」が72.0%を占める一方,「増員の予定」(9.8%)が「削減の予定」(18.2%)を8期連続で下回り,DIは▲8.4となった。

以 上