「東北電力変圧器等リサイクルセンター(仮称)」設置に
関する事業概要書等を提出

平成15年1月31日

 当社は、ごく微量のポリ塩化ビフェニル(PCB)が混入した柱上変圧器の無害化・リサイクル施設を山形県酒田市に設置する計画を進めておりますが、本日、「東北電力変圧器等リサイクルセンター(仮称)」の事業概要書等を山形県に提出いたしました。

 当社では、ごく微量のPCBが混入した絶縁油の無害化処理に関して、平成13年10月に「東北電力絶縁油リサイクルセンター(仮称)」の事業概要書を山形県に提出しておりますが、同年12月に酒田市・酒田市議会および酒田商工会議所からリサイクル関連産業の立地に関するご要望をいただき、平成14年7月、ごく微量のPCBが付着した柱上変圧器のリサイクル施設と保管施設を酒田市に設置する旨を回答いたしました。

 その後、柱上変圧器等のリサイクル事業に係わる具体的な検討を進めてまいりましたが、このたび事業計画が纏まったことから「東北電力変圧器等リサイクルセンター(仮称)」の事業概要書を提出したものです。また、「酒田保管施設(仮称)」の保管計画書もあわせて山形県に提出いたしました。

 当変圧器等リサイクルセンターでは、柱上変圧器からごく微量のPCBが混入した絶縁油を抜いた後、容器や内部部材に付着したごく微量のPCBを洗浄および分離処理により除去し、リサイクルが可能な鉄や銅にすることとしており、平成16年度中に着工し、平成19年度中に運転を開始する予定としております。

 これにより、当社が保有するごく微量のPCBが混入した絶縁油ならびに柱上変圧器等については、酒田市において一貫的に無害化・リサイクルする計画となりました。

 なお、提出済みの「東北電力絶縁油リサイクルセンター(仮称)」の事業概要書については、新たに変圧器リサイクル施設からの回収油を処理対象に加えるなど、記載内容を一部変更し、本日、山形県へ提出しております。

 当社は、今後とも、地元の皆様のご理解とご協力をいただきながら、安全確保と環境保全を最優先にごく微量のPCBが混入した柱上変圧器の無害化・リサイクルに取り組んでまいります。

 リサイクル施設の概要などは別紙のとおりです。

以 上