別 紙 |
女川原子力発電所1号機 第15回定期検査の状況 (平成14年12月分) |
1. 進捗状況 女川原子力発電所1号機は,9月8日より第15回定期検査を開始しております。
(1)シュラウドの点検状況 水中カメラによる目視点検を再開し,中間部リングおよび下部リング以外の溶接線にひびがないことを確認しました。ひびが確認されている中間部リングおよび下部リングの溶接線近傍について,超音波探傷検査を実施しました。 (2)原子炉再循環配管の点検状況 原子炉再循環配管の溶接継手部について超音波探傷検査を実施したところ,新たに2箇所の溶接継手部に3箇所の傷の兆候が認められました。 (3)原子炉圧力容器ノズル改造工事 応力腐食割れに対する予防保全の観点から,計装ノズルの改造工事を行っています。 (4)残留熱除去系の蒸気凝縮配管の撤去 配管内に水素等の非凝縮性ガスが滞留しないように残留熱除去系の蒸気凝縮機能に係る配管の撤去工事を継続して行っています。 (5)非常用炉心冷却系(ECCS)機器の点検状況 炉心スプレイ系のAポンプのモータの分解点検を終了しました。 (6)主復水器の点検状況 主復水器(A)の点検を終了しました。 (7)制御棒駆動水圧系配管等ステンレス製配管の点検状況 東京電力株式会社 福島第一原子力発電所3号機および4号機において発生した,制御棒駆動水圧系配管の塩化物に起因する応力腐食割れ事象に対する原子力安全・保安院の指示(平成14年11月27日付)に基づく点検を行っています。 3. 安全上重要な機器におけるトラブルに該当しない ひび,傷等の状況について 今月(平成14年12月)の主要機器の点検情報は,添付−2 のとおりです。 以 上 |