平成14年11月12日
当社では、新潟県を含む東北7県の経済や景気動向および生産状況を把握するため、平成8年3月より四半期ごとに「東北地域の景況調査」を実施しておりますが、このたび、平成14年7〜9月期の調査結果がまとまりましたのでお知らせいたします。
(調査実施概要)
1.調査対象 |
当社管内の産業用お客さま |
2.調査時期 |
平成14年10月1日〜平成14年10月15日 |
3.調査方法 |
郵送法 |
4.回収状況 |
(発送)1,000社 |
(有効回答数)635社 |
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(有効回答率 63.5%) |
(調査結果要旨)
1.業況および景気
○ |
各社の業況については,今期3ヵ月(平成14年7〜9月期)の業況判断DI(「上昇」−「下降」社数構成比)が,前回(平成14年7月)調査の平成14年4〜6月期判断(+6.6)から11.9ポイント下降し,▲5.3(「上昇」18.9%,「下降」24.2%)となった。前回調査では6期ぶりにプラスに転化したものの,1四半期で再びマイナスに転じた。来期3ヵ月(平成14年10〜12月期)についても,DIが▲8.6と,引き続きマイナスで推移する見通しが示されている。 |
○ |
各社が判断する国内全体の景気については,今期3ヵ月のDIが,前回調査(▲3.2)から17.5ポイント下降し,8期連続のマイナスとなる▲20.7となった。また来期3ヵ月については,DIが▲16.1となり,今期3ヵ月の判断より僅かながら改善が見込まれている。 |
○ |
売上高については,今期3ヵ月のDIが,前回調査(+6.9)より9.7ポイント下降し,2期ぶりのマイナスとなる▲2.8となった。また製品出荷量については,今期3ヵ月のDIが前回調査(+10.5)より9.8ポイント下降したものの,+0.7と辛うじてプラスを維持した。来期3ヵ月については,売上高が▲5.8,製品出荷量は▲1.1と,今期3ヵ月の判断からさらに下降する見通しとなっている。 |
2.生産設備の動向
○ |
生産設備については,今期3ヵ月の「新増設」が10.7%,「減少」が5.7%となり,DIは+5.0と2期連続でプラスとなった。来期3ヵ月では,「新増設」が10.8%,「減少」が5.9%,DIは+4.9となり,今期とほぼ同様の見通しが示されている。 |
3.雇用人員の状況,今後の採用計画
○ |
雇用人員の状況については,「適正である」が67.7%を占める一方,「過剰」(23.1%)が「不足」(9.2%)を8期連続で上回り,DIは+13.9となった。 |
○ |
今後の採用計画については,「現状維持の予定」が71.7%を占める一方,「増員の予定」(8.9%)が「削減の予定」(19.5%)を7期連続で下回り,DIは▲10.6となった。 |
以 上
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