平成14年9月23日
当社,女川原子力発電所1号機(沸騰水型軽水炉,定格出力52万4千kW)については,平成14年9月8日から第15回定期検査を実施しておりますが,原子炉圧力容器内のシュラウド(注1)について,原子力安全・保安院の指示(注2)に基づく点検を行っていたところ,本日10時16分頃,中間部リングの溶接線近傍にひびがあることが認められました。
なお,引続き今回点検対象の残りの溶接線について点検を行い,その結果についてもお知らせいたします。
以 上
(注1) |
シュラウドは,原子炉圧力容器内に取り付けられている燃料集合体(炉心)を囲むように設置されている円筒状の機器であり,原子炉内の冷却水の流れを分離する仕切板の役割をするものです。 |
(注2) |
平成13年7月に東京電力(株)福島第二原子力発電所3号機のシュラウドにひびが確認されたことから,その水平展開として,平成13年9月に原子力安全・保安院より,当該発電所でひびが認められた箇所と類似の箇所について至近の定期検査にあわせ点検を実施するよう指示があったものです。
なお,女川1号機は第9回,第10回定期検査時にシュラウド点検を行い,異常のないことを確認しております。 |
・原子炉圧力容器概略図・シュラウド構造図
・シュラウドの主な仕様等
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