平成14年9月20日
当社,女川原子力発電所1号機においては,第12回定期検査時(平成10年9月〜12月)に原子炉再循環配管の溶接継手部に超音波探傷試験による自主点検を実施した際,2箇所の溶接継手部に傷の徴候が確認されました。
傷の進展を考慮した場合でも,今後40年以上運転しても配管必要厚さを十分確保しており,運転上支障はないと判断し,国へは報告しておりませんでした。
第13回定期検査時(平成12年1月〜4月)に,この傷の徴候について超音波探傷試験を実施し,進展は認められないことを確認しました。
第14回定期検査時(平成13年4月〜8月)に,他の2箇所の溶接継手部にも傷の徴候が発見されましたが,第12回定期検査時に確認された傷の徴候よりも小さかったことから,運転に支障はないと判断しました。
なお,今回の第15回定期検査(平成14年9月8日より開始)において,配管の内面から傷の徴候を詳細に確認することとしております。
今後の予定としては,10月下旬頃,内面から傷の徴候を詳細に確認できますので,その状況については別途お知らせいたします。
以 上
・系統概略図・原子炉再循環配管 鳥瞰図
・原子炉再循環配管 概要図
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