(別紙)

女川原子力発電所1号機 第15回定期検査の概要

1.定期検査の期間
  平成14年9月8日(日)から約6ヵ月間


2.主要な点検ならびに作業計画

(1) 原子炉圧力容器ノズルの改造
 応力腐食割れに対する予防保全の観点から,ノズルおよび溶接部の内面を耐応力腐食割れ性に優れた材料で内張り溶接し,信頼性の向上を図ることとしております。

(2) 残留熱除去系の蒸気凝縮配管の撤去
 平成14年5月13日付の原子力安全・保安院の指示に伴う再発防止策として,残留熱除去系の蒸気凝縮機能に係る配管の撤去を行うこととしております。

(3) 燃料集合体の取替え
 今回の定期検査期間中に368体ある燃料集合体のうち,80体を新燃料(9×9燃料)に取替える計画としております。

(4) 制御棒駆動機構の点検
 89体ある制御棒駆動機構のうち,今回の定期検査では13体について分解点検を実施いたします。
 なお、分解点検の対象となる13体のうち,6体については予備品と取替えることにより,作業時間の短縮を図ることとしております。

(5) 出力領域計測装置の取替え
 20本ある出力領域計測装置については,中性子照射量の程度に応じて取替えることとしており,今回の定期検査では3本について取替えを実施いたします。

(6) 主復水細管の点検
 27,688本ある復水器細管全数について点検し,必要に応じて補修を実施いたします。

以 上

<参考>当社原子力発電所の現況
女川原子力発電所1号機(52万4千キロワット) 
9月8日から定期検査予定
2号機(82万5千キロワット) 
運転中
3号機(82万5千キロワット) 
運転中