平成14年8月8日
当社では、新潟県を含む東北7県の経済や景気動向および生産状況を把握するため、平成8年3月より四半期ごとに「東北地域の景況調査」を実施しておりますが、このたび、平成14年4〜6月期の調査結果がまとまりましたのでお知らせいたします。
(調査実施概要)
1.調査対象 |
当社管内の産業用お客さま |
2.調査時期 |
平成14年7月1日〜平成14年7月15日 |
3.調査方法 |
郵送法 |
4.回収状況 |
(発送)1,005社 |
(有効回答数)652社 |
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(有効回答率 64.9%) |
(調査結果要旨)
1.業況および景気
○ |
各社の業況については,今期3ヵ月(平成14年4〜6月期)の業況判断DI(「上昇」−「下降」社数構成比)が+6.6(「上昇」26.0%,「下降」19.4%)と,前回(平成14年4月)調査の平成14年1〜3月期判断(▲26.5)から33.1ポイント改善し,6期ぶりにプラスに転化した。来期3ヵ月(平成14年7〜9月期)については,DIが+0.4と引き続きプラスを維持するものの,今期3ヵ月の判断から6.2ポイント下降する見通しが示されている。 |
○ |
各社が判断する国内全体の景気については,今期3ヵ月のDIが7期連続のマイナスとなる▲3.2となったものの,前回調査(▲34.5)から,31.3ポイントの大幅な改善を示した。また来期3ヵ月については,DIが▲3.3となり,今期3ヵ月の判断とほぼ同様の見通しとなっている。 |
○ |
売上高については,今期3ヵ月のDIが+6.9となり,前回調査(▲25.3)より32.2ポイント改善し,6期ぶりにプラスに転化した。また製品出荷量も今期3ヵ月のDIが+10.5となり,前回調査(▲24.3)より34.8ポイント改善し,6期ぶりにプラスに転化した。来期3ヵ月については,売上高が+1.4,製品出荷量は+2.0と,引き続きプラスを維持するものの,今期3ヵ月の判断から下降する見通しとなっている。 |
2.生産設備の動向
○ |
生産設備については,今期3ヵ月の「新増設」が10.7%,「減少」が5.0%となり,DIは+5.7と4期ぶりにプラスに転化した。来期3ヵ月では,「新増設」が12.4%,「減少」が5.0%となり,DIは+7.4と今期に比べわずかながら上昇する見通しが示されている。 |
3.雇用人員の状況,今後の採用計画
○ |
雇用人員の状況については,「適正である」が67.1%を占める一方,「過剰」(23.2%)が「不足」(9.7%)を大きく上回り,DIは+13.5となった。 |
○ |
今後の採用計画については,「現状維持の予定」が74.7%を占める一方,「増員の予定」(7.6%)が「削減の予定」(17.7%)を下回り,DIが▲10.1となる見通しが示されている。 |
以 上
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