平成14年度 「東北電力 あなたの街の音楽会」 
〜 出演者プロフィール 〜

はっとり こういち  
服部 公一 (司会)
   
作曲家。山形市生まれ。学習院大、ミシガン州立大に学ぶ。
作品は管弦楽曲、声楽曲、ピアノ曲など広範囲にわたっているが女声合唱曲集<朝の市場><紅花抄>などはよく知られている。子どものための作品も多く、<アイスクリ−ムのうた><ま−ちんぐ・ま−ち>等の童謡は広く愛唱されている。作品群はブージーアンドホークス社、サウザ−ンミュ−ジック社、音楽之友社等より出版されている。また著書も多数出版されており、<あなたとくらしと音楽と> (日本放送出版協会刊)、<音楽のある風景>(朝日新聞社刊)他多岐にわたる。
音楽教育評論を活発に行っており、朝日新聞、毎日新聞、文芸春秋、などに執筆。NHK・TV<視点論点><クローズアップ現代>など放送出演多数。
外務省、国際交流基金派遣による海外活動が多く、世界各地で講演、客演指揮、TV出演等も行っている。現在、東京家政大学大学院教授。
外務大臣表彰、レコ−ド大賞童謡賞、芸術祭奨励賞、日本童謡賞、デトロイト市議会賞、サンパウロ・オブリガード賞、等を授賞。

さとう じゅいち  
佐藤 寿一 (指揮)
   
1960年仙台市生まれ。仙台一高を経て、埼玉大学教養学部卒業。
初め哲学コースで音楽美学を専攻するが、後、指揮に転向。指揮を小松一彦、高階正光、前田幸市郎の各氏に師事。これまでに、山形交響楽団、ニューフィル千葉、神奈川フィルハーモニーなどを指揮するほか、東京室内歌劇場その他オペラの副指揮、指揮、また文化庁主催・歌座「うたよみざる」公演の指揮兼打楽器を務めた。1992年7月にはハンガリーの国際バルトークフェスティバルにおいて、ペーター・エトヴェーシュ氏の第2指揮者として、サヴァリア交響楽団を指揮した。また、2002年4月には日韓国民交流年記念事業として韓国ソウルのカンナム交響楽団を指揮し、高い評価を受けた。
2001年(02年再演)、モーツァルトのオペラ「フィガロの結婚」(山形県生涯学習文化財団制作)では、指揮とともに台本、演出も担当し好評を博すなど、新たな分野へ活動を拡げている。
ノサップ開陽台音楽セミナー、志賀高原指揮セミナー、吹奏楽指導者講習指揮法、各講師を務める。現在、山形交響楽団指揮者。

みやぎ ひろこ  
宮城 裕子 (ピアノ)
   
ピアノを佐々木健に師事。宮城学院女子短期大学教養科を卒業後、パリに留学。スザンヌ・ローシュ、ヴラド・ペルルミュテール、ジャック・ルヴィエ、ジャン・ミコー諸氏に師事。1985年「鍵の会協奏曲の夕べ」で、ラフマニノフのピアノ協奏曲第1番を東京ニューシティオーケストラと共演。1987年フランス文化省南ランスヴィガン国際音楽祭に招かれリサイタルを開く 。
"トップクラスのピアニスト""完璧なテクニックと厳密なヴィルトォーソ"と評される。1989年フランス革命200年記念公演、ヴェルサイユ室内オーケストラと共演。1990年パリ・アンヴァリッドのサン・ルイ大聖堂において、ロジェ・プートリ指揮、パリ ・ギャルド管弦楽団と共演。1997年、テネシー州イーストテネシー州立大学でリサイタル開催。マレック・セヴァン指揮・ワルシャワ室内オーケストラ、ポーランド・オルシュティンフィルハーモニーオーケストラ、アメリカ・ノース ベイフィルハーモニーオーケストラ、仙台フィル等と共演するなど欧米で活躍。
2000年2月ワルシャワフィルハーモニーホールにて、ワルシャワ室内オーケストラとモーツァルトのピアノ協奏曲KV.271とKV.449をレコーディング、DUXより発売。佐々木健の遺志により、鍵の会、ANCAコンサートを主宰。国内外の演奏家、作品を紹介、初演に努める。

仙台フィルハーモニー管弦楽団
 
1973年、前身である宮城フィルハーモニー管弦楽団結成。78年本格的なプロのオーケストラとして活動を開始。89年仙台市の政令指定都市移行を機に「仙台フィルハーモニー管弦楽団」と改称、音楽監督・外山雄三氏のもと、行政、民間の支援を柱に更なる発展を目指している。99年仙台と東京でオペラ支倉常長「遠い帆」(三善晃作曲)を初演、数々の賞を受賞するなど絶賛を博す。
2000年4月より常任指揮者に梅田俊明氏が就任し、音楽監督の外山雄三氏と共に一層の飛躍を目指している。2001年第一回仙台国際音楽コンクールのホストオーケストラを務め、コンクールの成功に大きく貢献した。演奏会は年間120回に及び、東日本エリアを中心に全国各地で意欲的な活動を展開している。
CDも古典から現代まで発売され、いずれも好評である。

以上