2月の電力需給実績について

平成14年3月27日

1.電力需要について(表−1参照)

 2月の販売電力量は、62億1,800万kWh、対前年比93.9%の実績となりました。これを用途別にみますと、以下のとおりです。

(電灯)

 時間帯別電灯については、契約容量が増加していることから高い伸びとなっているものの、暖冬の影響により、対前年比94.6%の実績となりました。

(電力)

・業務用電力は、暖冬の影響に加え、一部の業種で契約電力が減少していることなどから、対前年比96.8%の実績となりました。

・小口電力については、低圧電力は、暖冬の影響から、前年実績を大幅に下回りました。高圧電力Aは、電気機械の稼働率が引き続き低水準で推移するなど、業種全般で低迷していることから、前年実績を下回りました。この結果、小口電力計では、対前年比92.2%の実績となりました。

[参 考]
(大口電力)

 大口電力は、鉄鋼が前年の生産調整の反動からほぼ前年並みの実績となったものの、機械や化学の生産調整、非鉄の自家発増設の影響など、主要業種において引き続き大幅な前年割れとなったことから、対前年比93.4%の実績となりました。



2.供給力について(表−2参照)

 2月の発受電電力量の合計は、66億4,900万kWhとなり、計画比93.7%,前年比95.6%の実績となりました。


(自社水力)

 気温が平年よりも高く、一部で融雪による流入があったことなどから、出水率119.9%の豊水となり、発電量は計画を1億700万kWh上回る6億4,600万kWhとなりました。 <.

(自社火力)

 需要減少や水力の発電量が増加したことなどから、計画を6億5,200万kWh下回る47億2,800万kWhとなりました。

(自社原子力)

 女川原子力発電所の発電量は、計画を2,400万kWh上回る9億700万kWhとなりました。

(他社受電)

 火力の受電量が増加したことなどから、他社受電合計では計画を1億6,200万kWh上回る18億8,900万kWhとなりました。

以 上




14年2月の需要実績

(単位:百万kWh,%)
区分 当 月
実 績

(A)
前 年
実 績

(B)
前年比


(A/B)
当 月
計 画

(C)
計画比


(A/C)










電 灯 2,041 2,156 94.6 2,121 96.2





業務用 1,198 1,238 96.8 1,258 95.3
小 口 964 1,046 92.2 1,025 94.0
大 口
(特定規模需要以外)
573 626 91.6 612 93.6
その他 167 200 83.4 180 92.6
2,902 3,110 93.3 3,075 94.4
電灯・電力計 4,943 5,266 93.9 5,196 95.1
特定規模需要 1,275 1,356 94.0 1,360 93.7
販売電力量計 6,218 6,622 93.9 6,556 94.8

[参 考]
大口電力(特定規模
以外+特定規模)
1,785 1,911 93.4

大口電力の業種別前年比(%)
食料品 100.0 紙・パルプ 97.4 化学 84.5
窯業・土石 90.9 鉄鋼 100.0 非鉄 91.2
機械 91.2


14年2月の供給力概要

(単位:百万kWh,%)
区分 当 月
実 績

(A)
前 年
実 績

(B)
前年比


(A/B)
当 月
計 画

(C)
計画差


(A-C)
計画比


(A/C)












自 流 式 601 467 128.7 494 107 121.7
貯・揚水式 45 47 94.7 45 0 99.4
646 514 125.6 539 107 119.8
火 力 4,728 4,468 105.8 5,380 -652 87.9
原 子 力 907 907 100.0 883 24 102.7
合 計 6,281 5,889 106.7 6,802 -521 92.3
他社受電 1,889 1,703 110.9 1,727 162 109.4
融 通 -1,521 -625 243.4 -1,428 -93 106.5
揚 水 用 0 -15 0.0 -7 7 0.0
発 受 電 合 計 6,649 6,952 95.6 7,094 -445 93.7
出 水 率 119.9 93.9 100.0 19.9