「平成14年度中期経営方針」の策定について
〜定量目標を深掘りし、平成15年度末までに12,500名体制をめざす〜

 

平成14年2月27日

 当社はこのたび、平成14年度から16年度までの3ヵ年を対象とする、「平成14年度中期経営方針」を策定しました。

 「平成14年度中期経営方針」では、競争環境を勝ち抜く、より強靭な企業となるために、効率化と公益的課題の両立を果たしながら、競合他社を上回る価格競争力の確保と競争戦略の実現を目指すこととしました。
 そのため、「目標達成に向けた体制と達成プロセスの明確化」と「取り組みの加速化」をキーワードに、競争力強化のために、取り組むべき優先課題を明確化し、その課題解決に向けた方針を、公益的課題の着実な推進に向けた方針とともに重点的に盛り込むことにより、全社員のベクトルの方向を同じにし、取り組みを加速化させることをポイントにしています。
 また、主要定量目標についても、平成13年度中期経営方針において、より厳しく見直した目標の更なる深掘りを行い、設備工事費については現在の目標(平成13〜15年度の3ヵ年平均で2,500億円以下)をさらに圧縮し、「平成14〜16年度の3ヵ年平均で2,300億円以下」に設定しました。
 さらに、従業員数については、「平成15年度末までに13,500名体制を目指す」という当初目標を、13年度方針で「13,000名体制」へと見直しておりますが、今回さらに深掘りし、「12,500名体制」を目指すこととしました。

 中期経営方針は、向こう3ヵ年を対象に経営課題の達成を目指すものとして平成10年度から導入したもので、経営環境の変化に応じて適宜見直しを行っています。
 平成10年度からの3ヵ年は、電力市場の自由化による競争に向けた備えとして、「競争力確保に向けた経営基盤の強化」を基本目標に、経営全般にわたる効率化を進めてきました。また、平成12年度からは、総資産営業利益率(ROA)と有利子負債削減の財務目標を設定し、収益性と資本効率の向上を重視したEVA®経営への転換による企業価値の向上に取り組んでいます。

※EVA®はスターン・スチュワート社の登録商標

 「平成13年度中期経営方針」では、競争環境の進展を視野に入れながら、基本目標を「価格競争力の強化と企業信頼度の向上」と定め、これまでの成果を継承するとともに、平成12年3月に発表した新長期ビジョン「ビジョン2010」の具現化に向けて、これまで推進してきた企業革新をさらに加速化させ、実効あるものにしていくこととしました。このため、財務目標や効率化目標についても、より厳しい目標に見直しを行いました。

 当社では引き続き、新たな中期経営方針のもと、厳しい競争に打ち勝つ価格競争力の強化と財務体質の改善に努め、お客さまや地域社会から選択され、信頼される「強い企業」を目指していきたいと考えています。

 なお、「平成14年度中期経営方針」の概要は別紙の通りです。

以 上




【参考】平成14年度中期経営方針:主要定量目標について

 平成14年度中期経営方針に掲げた主要定量目標を昨年度方針と比較すると、以下のとおりとなります。

<主要定量目標>  ※今回見直しを行った目標

 

<営業開発目標>

以 上