1月の電力需給実績について

平成14年2月26日

1.電力需要について(表−1参照)

 1月の販売電力量は、68億2,300万kWh、対前年比98.5%の実績となりました。これを用途別にみますと、以下のとおりです。

(電灯)

 検針期間が前年に比べ長かったことに加え、時間帯別電灯を中心に契約容量が伸びたことなどから、対前年比103.9%の実績となりました。

(電力)

・業務用電力は、商店などの契約電力の伸びが鈍化していることなどから、対前年比100.3%の実績となりました。

・小口電力については、低圧電力は、検針期間が前年に比べ長かったものの、製造業を中心として契約電力が減少していることなどから、前年実績を下回りました。高圧電力Aは、製造業を中心として契約電力が減少していることや、電気機械の稼働率が引き続き低水準で推移するなど、業種全般で低迷していることから、前年実績を下回りました。この結果、小口電力計では、97.7%の実績となりました。

[参 考]
(大口電力)

 大口電力は、業種全般で生産調整が継続していることに加え、設備点検や増設した自家発の稼働増、1月下旬の大雪によるJR東北線の運休など、主要な業種ではいずれも大幅な前年割れとなったことなどから、対前年比91.6%の実績となりました。



2.供給力について(表−2参照)

 1月の発受電電力量の合計は、72億5,400万kWhとなり、計画比96.4%,前年比95.2%の実績となりました。


(自社水力)

 降水量が多かったことから、出水率119.2%の豊水となり、発電量は計画を4,800万kWh上回る6億8,800万kWhとなりました。

(自社火力)

 需要が減少したことなどから、計画を2億9,700万kWh下回る51億6,500万kWhとなりました。

(自社原子力)

 女川原子力発電所の発電量は、2号機の定期補修時期の変更などにより、計画を2億4,700万kWh下回る8億8,100万kWhとなりました。

(他社受電)

 火力の受電量が増加したことなどから、他社受電合計では計画を3億600万kWh上回る20億9,400万kWhとなりました。

以 上




14年1月の需要実績

(単位:百万kWh,%)
区分 当 月
実 績

(A)
前 年
実 績

(B)
前年比


(A/B)
当 月
計 画

(C)
計画比


(A/C)










電 灯 2,527 2,433 103.9 2,500 101.1





業務用 1,212 1,208 100.3 1,221 99.2
小 口 978 1,001 97.7 989 98.8
大 口
(特定規模需要以外)
580 634 91.5 620 93.6
その他 210 214 98.0 175 120.1
2,980 3,057 97.5 3,005 99.2
電灯・電力計 5,507 5,490 100.3 5,505 100.0
特定規模需要 1,316 1,434 91.7 1,409 93.4
販売電力量計 6,823 6,924 98.5 6,914 98.7

[参 考]
大口電力(特定規模
以外+特定規模)
1,826 1,994 91.6

大口電力の業種別前年比(%)
食料品 100.7 紙・パルプ 89.8 化学 81.7
窯業・土石 86.6 鉄鋼 96.3 非鉄 87.7
機械 88.8


14年1月の供給力概要

(単位:百万kWh,%)
区分 当 月
実 績

(A)
前 年
実 績

(B)
前年比


(A/B)
当 月
計 画

(C)
計画差


(A-C)
計画比


(A/C)












自 流 式 652 548 118.9 575 77 113.4
貯・揚水式 36 54 67.8 65 -29 55.8
688 602 114.3 640 48 107.6
火 力 5,165 4,962 104.1 5,462 -297 94.6
原 子 力 881 1,004 87.8 1,128 -247 78.1
合 計 6,734 6,568 102.5 7,230 -496 93.1
他社受電 2,094 1,836 114.0 1,788 306 117.1
融 通 -1,572 -770 204.0 -1,469 -103 107.0
揚 水 用 -2 -17 14.0 -26 24 9.1
発 受 電 合 計 7,254 7,617 95.2 7,523 -269 96.4
出 水 率 119.2 99.8 100.0 19.2